科目名 | 文学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 前期開講 | 小泉 純一 |
テーマ |
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現代社会において文学が持つ力を理解する |
科目のねらい |
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<キーワード> 中心と周辺の関係 沈黙を打破し声にする力 人権問題を問いかけるヒューマニズム <内容の要約> 日本や海外の詩を取り上げ、ヒューマニズムや人権問題がどのように扱われてきたか、現代社会で文学がどのような役割を果たすのかをテーマとします。その際、沈黙を強いられがちな女性詩人や社会の周辺に位置し、弱い立場に立つ詩人たちに光を当て、そうしたヴァルネラブルな人たちが自分の思いをどのように声にしているのかを動画や音声を通して考えてもらいます。 <学習目標> 文学作品が現代社会の中でどのような力を持つのかを説明できる。 文学作品の中にどのような社会問題が置かれているのかを指摘できる。 異文化の存在を理解し、多様な考え方を持つ者たちの存在を理解し、彼らと共存する方法を考えることができる。 |
授業のながれ |
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イントロダクション 第二次世界大戦後の女性の意識を語る:茨木のり子 言葉遊びを通して新たな意味を作る:谷川俊太郎 旅を通して考える:長田弘 周辺にある沖縄から来た詩人:山之口漠 平和を願う「イマジン」の共作者:ヨーコ・オノ エコロジーを説くブッディスト:ゲーリー・スナイダー 世界に愛されたノーベル賞詩人:パブロ・ネルーダ 子どもの本音によりそうカウンター・カルチャーの詩人:シェル・シルヴァスタイン パレスチナ 系アメリカ詩人が見た中心と周辺:ネオミ・シーハブ・ナイ パレスチナを代表する詩人:マフムード・ダルウイーシュ 人種的・ジェンダー的な周辺:スヘール・ハマッド 書かれた詩からスポークン・ポエトリーへ 本学に赴任した詩人たち:草鹿外吉と諏訪優 歌われる詩:高田渡とボブ・ディラン |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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日本や世界の文学に関心を持つ学生、好奇心を持つ学生の履修を期待します。言葉が人を助けたり、生きていく手掛かりなりうることを伝えたいともいます。その点では、他者に対する想像力を持ち、社会の周辺にいる者たちの思いに敏感になってください。講義では英語の作品も取り上げるので、電子辞書を携帯すると便利でしょう。事前学習では、ネットなどで講義で取り上げる人物について調べておくようにしてください。講義を受けた後で、その日取り上げた作品を読み返し、理解を深めるようにしてください。毎回講義の最後にコメントを書いてもらいます。講義で取り上げた作家から、一人選び、期末レポートを作成してもらいます。ペーパー試験は行いません。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | その日取り上げる作家について事前に調べておく。 | 7.5 |
事後 | その日取り上げた作品を読み返し、理解を深める。 | 15 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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講義で取り上げた作家から一人選び作成するレポートを期末のレポート試験とします。毎回の講義でもその日の講義についてコメントを書いてもらいます。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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