科目名 スクールソーシャルワーク論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 野尻 紀恵

テーマ
日本におけるスクールソーシャルワークの意義、および実践理論と方法を理解する。

科目のねらい
<キーワード>
子どもの最善の利益  教育福祉
学校福祉  エンパワメント
チームアプローチ

<内容の要約>
現代社会において、子どもを巡る課題、学校現場の課題は山積している。また、日本の学校制度そのものの良さや課題がある。それらを理解した上で、スクールソーシャルワークの歴史とソーシャルワークの基盤をもとに、日本におけるスクールソーシャルワークの意義を学ぶ。さらに、スクールソーシャルワークの実践理論と方法、多職種連携のあり方を学び、学校という場における子ども支援について理解する。 (高等学校教員、また社会福祉士として教育委員会にてスクールソーシャルワーカーに従事した経験を持つ教員が、スクールソーシャルワークに関する講義を行う。)

<学習目標>
教育福祉・学校福祉の視点からスクールソーシャルワーカーが必要とされる背景を理解することができる。
子ども・学校・地域が抱える課題に対する理解を深めることができる。
ソーシャルワークの基盤をもとに、スクールソーシャルワークの意義を理解することができる。
スクールソーシャルワークにおける子ども支援の方法を理解することができる
多職種、多機関連携について理解することができる。

授業のながれ
オリエンテーション:受講生がイメージする学校・子どもの課題
ワークショップ:「不登校」の事例から子どもを支援するとはどのようなことであるのか考察する
スクールソーシャルワークの沿革(海外および日本、SSW活用事業)について学ぶ:歴史を学び現代日本の学校に応用する
子どもの権利について考える:子どもの発見・人権・子どもの権利条約・倫理綱領を通して
子どもたち・学校・地域を巡る現状と課題について理解する@:ミクロ〜メゾ〜マクロ
子どもたち・学校・地域を巡る現状と課題について理解するA:ミクロ〜メゾ〜マクロ
子どもたち・学校・地域を巡る現状と課題について理解すB:ミクロ〜メゾ〜マクロ
学校安全と学校事故事件
スクールソーシャルワークの基盤 〜日本におけるスクールソーシャルワークの意義〜
子どもの貧困問題に対するスクールソーシャルワークから多職種連携・フォーマル・インフォーマルな社会資源・資源開発について学ぶ
児童虐待とスクールソーシャルワークから危機介入および他機関連携による支援について学ぶ
スクールソーシャルワーカーによる現場のお話
スクールソーシャルワークの実践モデルについて現場の事例から学ぶ@:(エコロジカル理論・ストレングスモデル・エンパワメントアプローチなど)
スクールソーシャルワークの実践モデルについて現場の事例から学ぶA:(エコロジカル理論・ストレングスモデル・エンパワメントアプローチなど)
まとめ:子どもたち・学校・地域を巡る現状と課題に対するスクールソーシャルワークの全体像を理解する

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・社会状勢、生活課題について常に敏感であるように、新聞、ニュース、インターネットなどを駆使して情報収集をおこなってください(ノートの作成・提出)。 ・毎回の授業でコメントペーパーへの記述を求めますので、授業への参加意識を高め、受講してください。 ・小レポートの提出が3回あります。 以上のような学習を、自主的に授業外で行ってください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 子どもが育つ環境にはどのような課題が存在するのかを調べる。 4
事前 日本の学校教育の仕組みについて調べる。 4
事前 子どもを取り巻く社会資源について調べる。 4
事後 子どもの課題の背景について文献を調べて改善する方法を検討する。 6
事後 。教育と福祉の隙間の問題について文献を調べて改善する方法を検討する。 6
事後 日本の学校にソーシャルワーカーが存在する意義について検討する。 6

本科目の関連科目
ソーシャルワークT、U、V、W、児童家庭福祉論、福祉教育論、地域福祉論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
毎回の授業におけるコメントペーパーや、3回の課題の提出や発表内容、演習への参加態度など総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



(C) Copyright 2021 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。