ソーシャルワークⅣ

科目名	ソーシャルワークⅣ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	4	前期開講	川島　ゆり子

テーマ

コミュニティを基盤としたソーシャルワーク

科目のねらい

＜キーワード＞
コミュニティソーシャルワーク　　地域自立生活支援
制度の狭間　　資源開発
ジェネラリストソーシャルワーク

＜内容の要約＞
地域の中で様々な地域生活課題によって孤立し、制度の狭間におちいる人が社会の中で増えている。コミュニティソーシャルワークは、地域に徹底的にアウトリーチし、支援の必要な人に寄り添い、サポートネットワークにつないでいく。また、地域の中でこのような人が複数存在するということを地域の課題として捉えなおし、地域の変革も求めていく。そのためには地域そのものの現状や課題を理解することが必須となる。地域における個別支援と地域支援の一体的な実践を学ぶ本講義において、支援を求めないひとへのアウトリーチ、多職種連携のコーディネーション、様々な資源をつなぐネットワーキング等の実践スキルを具体的な事例やゲストスピーカーによる講義によって学ぶ。

＜学習目標＞
今まで学習してきたソーシャルワークの理論・演習・実習を、ミクロソーシャルワーク、メゾソーシャルワーク、マクロソーシャルワークを統合化して理解できるようにする。
コミュニティを基盤とするということの意味と必要性を理解する
地域への働きかけについて理解する

授業のながれ

オリエンテーション　　自らの地域生活者としての姿の理解
個人化する社会と地域の中の孤立
住民主体による地域福祉の推進
地域を基盤としたソーシャルワークの概要
総合相談体制への展開
地域を基盤としたソーシャルワークの全体像
個別ニーズの把握
個別支援のネットワーク化
ソーシャルキャピタル
個別課題の普遍化
ソーシャルアクション
プログラムの開発・推進
コミュニティソーシャルワークの事例
コミュニティソーシャルワークの事例
基盤としての地域福祉力

準備学習の内容・学ぶ上での注意

ソーシャルワークⅣは、ソーシャルワーク論などで積み上げてきた学習を、「コミュニティ」の視点から自分自身に統合化させることが大事です。よって、ソーシャルワークⅠ～Ⅲ、社会福祉方法原論を復習して、ソーシャルワークについて理解をしておいてください。また地域福祉Ⅰ、Ⅱを復習することで、地域を基盤にするという意義はもちん、理論や方法についても復習しておくようにしてください。「コミュニティ」がより重要なキーワードです。自分の住んでいる地域の福祉概況について関心をもって調べておくと良いでしょう。なお講義に出席する上での注意事項は次の通りです。授業評価については厳格に行います。出席は3分の2以上が不可欠です。欠席理由が就職活動であっても規定回数に満たない場合は受験できません。定期試験は社会福祉士国家試験の過去4年分の過去問題から、地域・ソーシャルワークに関連する設問を出題します。これに加えて授業内容からも5択問題を作成し、総合評価を行います。

事前事後	学習内容	時間数
事後	授業のはじめに、前回の授業のポイントに関する確認テストを実施する。授業が終わったら次の授業までに授業内容の復習を行っておくこと	14

本科目の関連科目

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	70％
授業内でのレポート・課題等	30％
その他	0％

期末試験は、マークシート方式による筆記試験を行います。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

科目属性

地域志向科目