科目名 | 児童・家庭福祉論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 後期開講 | 渡邊 忍 |
テーマ |
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「今、なぜ児童・家庭福祉なのか」、子どもの現状から学び、子どもと家庭を支える制度や仕組みを実践の取り組みから理解できる。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 子どもの歴史、子どもの権利条約、児童福祉法の改正(2016年) 子どもの貧困の理解 少子化、児童虐待、非行問題、いじめ、不登校、障がい等の子どもの問題の理解と支援 家庭・家族、地域(学校など)への支援 児童虐待対応や社会的養護の変化を理解する <内容の要約> 2000年以降、児童・家庭福祉も大きな転換を迫られている。子どもたちの現状に目を向けると、少子化、子育て不安、子どもの貧困、待機児童(保育・学童保育)、児童虐待、いじめ、不登校、引きこもり、非行、発達障がいなどの課題が山積している。また、2016年の児童福祉法改正で、児童家庭福祉の基盤である理念、目的、仕組みなども大きく変わろうとしている。本講義では、このような現状を踏まえて、子どもや家庭(家族)の課題の社会的な解決・緩和、そして子どもの福祉を図るための子どもの権利基盤型の家庭・児童福祉について学ぶ。 (児童相談所にて児童福祉司・心理判定員・非行専任児童福祉司として勤務した経験のある教員が、児童・家庭福祉に関する講義を行う。) <学習目標> 子どもの課題などを社会的枠組みの中で理解できる。 児童・家庭福祉を「子どもの権利基盤型」の理念や制度を基に、実践の展開からも理解できる。 具体的なデータ、事例、映像などをとおして現場の実情を把握し、その解決方法についても理解できる。 子どもの育ち、発達といった視点からも理解できる。 保護者の社会的な支援への取り組みなどの理解をとおして、「社会の中で子どもを守り、育てる」といった児童・家庭福祉の基本的な視点が理解できる。また、諸外国との比較の中でも理解できる。 |
授業のながれ |
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(1)オリエンテーション、子どもの理解 (2)子どもの歴史、子どもの福祉と権利(子どもの権利条約)の理解 (3)少子化の進行と児童・家庭福祉の理解 (4)児童福祉法と関連法制度(子どもの権利条約基盤型) (5)児童家庭福祉の理念と機構(実施体制) (6)母子保健と子育て支援の理解 (7)子どもの貧困、保育問題の理解 (8)非行問題の現状と援助の理解 (9)ひとり親家庭問題、DVの理解と支援の理解 (10)いじめ、不登校等の現状と援助の理解 (11)障がいを抱えた子ども、家庭の現状と支援の理解 (12)児童虐待の現状と援助の理解 (13) 社会的養護の理解と新たな取り組み (14) 年長児童の支援から青年福祉への広がり(青年福祉論の視点から) (15) 韓国やアメリカの制度(子ども・家庭支援)と比較して、まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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1.自らの「子ども時代」を振り返り、子どもたちが家庭、社会の中で守り育てられていることに気付いてほしいと思っています。また、毎日のように新聞記事に載るような「子どもの事件」や、テレビニュースなどに関心を持ち、授業の流れに結び付けながら理解をしてほしいと思っています。 2.毎回、講義の後半では学生同士で授業で扱った課題等をグループワークをとおして議論し、理解を深めていきます。 3.なお、授業中の私語(グループワークを除く)は多くの学生にとって「迷惑行為」となるため、厳禁とします。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 次回授業の予習 | 15 |
事後 | 課題、授業のまとめ | 15 |
事後 | 宿題などの学習 | 15 |
事後 | 定期試験、レポートなどの学習 | 15 |
本科目の関連科目 |
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社会福祉原論TUなど |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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