科目名 障害者心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 柏倉 秀克

テーマ
障害者のこころの理解

科目のねらい
<キーワード>
中途障害者  障害の自己認識
障害受容  リハビリテーション心理学
福祉実践における心理的援助

<内容の要約>
障害者が抱えるこころの問題を理解する方法には、 障害者を取り巻く社会環境との関連からアプローチする方法と障害者の内面からアプローチする方法の2つがあります。 本講義では障害者が抱えるこころの問題をこの2つのアプローチから理解し、この問題に対する心理的援助について検討します。 また、 障害児・者教育現場における担当者の実践経験を紹介するとともに具体的な援助事例を取り上げ、 受講者が主体的に検討する機会を設ける予定です。

<学習目標>
1. 障害者が抱えるこころの問題を理解し、社会福祉の実践に生かすことができる。
2. 障害者が抱えるこころの問題を緩和する方法 (心理的援助) を身につけ、社会福祉の実践に生かすことができる。
3. 家族との関係から障害者が抱える問題を理解し、社会福祉の実践に生かすことができる。

授業のながれ
障害者心理学の目的:イントロダクション
あらためて障害について考える
障害のある人のこころ
生まれながらの障害と中途障害
障害受容に関する研究
障害受容に対する疑問
新たな障害観の誕生
自己受容と社会受容
障害のある人とその家族
親の会の相互支援
軽度障害者の生きづらさ
当事者や専門職によるゲスト講演
ピア・サポートによる心理支援
障害者地域生活支援センターにおける実践
学習のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
障害児者に対する支援や特別支援教育に関心のある学生はぜひ受講してください。受講予定者はこれまでの実習やボランティア体験をふりかえり、各自の問題意識や疑問を整理しておいてください。授業の進め方についての要望はコメントカード(毎時間実施)を活用し、積極的に意思表示してください。担当者はこれらの声をできるだけ反映し、双方向型、参加型の授業となるよう努力します。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習 15
事後 授業のまとめ 15
事後 宿題、課題などの学習 15
事後 定期試験、レポートなどの学習 15

本科目の関連科目
「障害者福祉論」 「障害児心理学」 「リハビリテーション医学」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  0%
授業の感想や課題に対するミニレポートも評価の対象とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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