科目名 スポーツ人類学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 吉田 文久

テーマ
人類が長い歴を経て受け継ぎ伝えてきたスポーツからその社会や文化を捉え、スポーツの面白さの探求により今後のスポーツのあり方を展望する

科目のねらい
<キーワード>
スポーツの面白さ  スポーツの意味
スポーツの継承・発展  自分史

<内容の要約>
まず、スポーツ人類学とは何を研究し、解明しようとする学問であるかを理解する。そして、授業者がこれまでフィールドワークを行い取り組んできた民俗フットボール研究などをもとに、人々がどのようにスポーツを受け継ぎ伝えてきたのか、スポーツが地域や共同体を支える文化として位置づけられ、意味づけられてきたのかを学ぶ。そのうえで、自分のスポーツ経験を自分史にまとめ、人間にとってスポーツの面白さとは何かという視点からフィールドワークを行い、人間にとってのスポーツの意味、スポーツを継承・発展させるスポーツの意義を探る。

<学習目標>
自分のスポーツ経験を自分史として表現することができる。
自分の経験をもとに、人間はスポーツにどのような意味を持たせ、受け継ぎ伝えてきたかを説明することができる。
スポーツ人類学におけるフィールドワークの意味と内容について説明することができる。

授業のながれ
オリエンテーション(スポーツ人類学とは、スポーツ人類学の研究対象とは)
スポーツ人類学におけるフィールドワークの意味と内容
スポーツ経験の振り返り(自身が取り組んできたスポーツ経験の総括、スポーツの面白さについての自問自答)
スポーツ研究T(自身が取り組んできたスポーツの研究:歴史、伝播、発展史など)
スポーツに関わる自分史の仮まとめ
スポーツ研究U-1(スポーツの伝播のメカニズムを学ぶ)ビデオ「コッホ先生と僕らの革命」視聴@
スポーツ研究U-2(スポーツの伝播のメカニズムを学ぶ)ビデオ「コッホ先生と僕らの革命」視聴A
スポーツ研究Uの理解度テスト(スポーツの継承発展における人間の役割)
スポーツ・ルールの研究(人間社会におけるルールの形成とスポーツにおけるルールの意味)
フィールドワークT(スポーツの面白さについての質問作成、対象者の選抜)
フィールドワークU(インタビューの実施)
フィールドワークV(インタビューのまとめ)
スポーツの自分史作成T(作成方法の提示・確認、作成作業)
スポーツの自分史作成U(仕上げと提出)
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@プリントを用意するので、次の授業で扱う範囲を事前に一読しておくこと及び授業終了後に課題を出し、次回に提出するためにそれぞれ1時間程度費やす A授業はグーループ学習を導入することを予定しており(受講者数によってその導入を判断)、ただ、講義を聴いていればいいという授業ではないことを了解して受講すること。各自でノートを作成し、提出を求めることを予め了解して受講すること Bフィールドワークの模擬体験を実施する場合がある

事前事後 学習内容 時間数
事前 自分のスポーツ経験を振り返り、整理しておく 15
事後 自分の経験を整理したことで、それを今後にどのようにかすか考える 5

本科目の関連科目
「スポーツ史」、「スポーツ文化論」、「地域スポーツ論」、「スポーツフィールドワークT・U」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  0%
毎時間書くミニレポート、授業ノートによって日常的な学習を問うことに40%、授業全体を通して学んだことを試験(最終授業内試験)で問うことに60%を割り当てて評価する。なお、欠席・遅刻については、獲得した点数から減点する。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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