健康・医療心理学

科目名	健康・医療心理学

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	後期開講	小川　しおり

テーマ

心の健康と疾病・障害に関わる分野での心理社会的課題および必要な支援について学ぶ。

科目のねらい

＜キーワード＞
メンタルヘルス　　心理的援助の役割と課題
疾病・障害

＜内容の要約＞
保健、医療、教育領域のメンタルヘルスに関する諸問題を取り上げ、その支援のあり方、心理的援助の役割と課題について考える。精神科医である教員が病院臨床、学校訪問、産業保健の実務経験をもとに事例紹介を行い、実践でどのように支援が行われているか学ぶ。学生それぞれが心理職として活動する際にどのようなアプローチを用いるか検討し、相互に意見を共有しながら取り組む。

＜学習目標＞
心身の健康について広い視野で考え、現代社会のかかえる心の問題について、その背景や対策について理解できる。
心身の問題に対する心理的援助の方法について考え、具体的な方法論を体験的に学び、説明できることを目標とする。

授業のながれ

オリエンテーション（ストレスと心身の疾病の関係）
児童思春期の心の発達とメンタルヘルス
青年・成人・老年期の心理社会的課題および支援
障害のある子どもと大人に関わる社会的取り組みと課題
学校の精神保健（不登校）
学校の精神保健（自傷、自殺企図）
母子保健活動（発達障害に対する療育）
母子保健活動（児童虐待、育児支援）
認知行動療法の実際（ペアレントトレーニング）
認知行動療法の実際（アンガーマネジメント）
コンサルテーションリエゾン（総合病院）
終末期医療と緩和ケア
職場の精神保健
災害やパンミックによる健康リスクと支援
まとめとレポート

準備学習の内容・学ぶ上での注意

事前事後学習として、身近な心理社会的問題について振り返ることで講義内容の理解を深め、参考図書や配布資料をもとに自発的に探究することを求める。
参考図書「臨床児童青年精神医学ハンドブック」本城秀次・野邑健二・岡田俊（編）、西村書店

事前事後	学習内容	時間数
事前	次回授業の予習	10
事後	毎時間の講義の復習	10
事後	課題レポートの作成	10

本科目の関連科目

心理関係の授業

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	70％
授業内でのレポート・課題等	20％
その他	10％

講義中の態度・姿勢…10％、授業内小課題…20％、期末レポート…70％によって評価する。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）