科目名 ホスピタリティの心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 野寺 綾

テーマ
ホスピタリティの実現に必要な心理学的知見を修得する。

科目のねらい
<キーワード>
偏見
  返報性

共感性
  説得


<内容の要約>
ホスピタリティとは、「もてなし」を意味する言葉です。誰かをもてなす側に立つ時、私たちは、相手を理解し、誠意をもって相手と交流する必要があります。しかし、それらは具体的にどうすることを意味しているのでしょうか。本講義では、複数の事例を示しながら、集団同士の対立や理解に関する心理学の知見を紹介します。また、主に接客場面を例にとって、もてなしに必要な倫理についても学びます。授業内で適宜課題を出しますので、それらに取り組みながら、ホスピタリティに必要なものについて考えましょう。


<学習目標>
対人行動に関する心理学の基本的な知識を習得し、それらを実社会での人間関係やコミュニケーションに結び付けて理解できる。

ホスピタリティを実現する上で必要な倫理観について説明できる。

授業のながれ
はじめに:「ホスピタリティ」ってなんだろう?
異なる文化との接触
集団間の接触に伴う問題
集団に対する偏見の形成
集団間の葛藤の解決
共感と思いやりについて考える
相手の気持ち、読み取れますか?:感情
相手の気持ち、読み取れますか?:思考
「嘘」と「誠意」:人は嘘をつくもの?
「嘘」と「誠意」:誠意ある態度を重んじるわけ
お客は何をみているの?:消費者の行動について
客の心を動かす説得技法、色々
返報性と社会の成り立ち
ホスピタリティを実現する上での倫理について考える
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本講義は、集中講義形式で実施される。事前事後学習については、講義内で指示する。テキストは使用しないが、適宜授業内で参考図書を紹介する予定である。

事前事後 学習内容 時間数
事前 事前学習 5
事後 事後学習 5

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%
レポートによって成績を評価とする(80%)。その他、授業態度(講義中の課題への取り組み状況等)も考慮される(20%)。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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