| 科目名 | 哲学特講 |
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| 単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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| 2 | 3 | 後期開講 | 赤石 憲昭 |
| テーマ |
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| 現代を生きる人間の哲学 |
| 科目のねらい |
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<キーワード> 人間 自由 愛 平等 民主主義 <内容の要約> 人間は人間である以上、誰もが生命をいとおしみ、平和のうちに生きたいと願い、愛と自由をこの地上に実現したいと望んでいます。しかし、現実の世界はどうでしょうか。香港に象徴されるように民主主義が平気で抑圧され、フェイクニュースが氾濫し真実と嘘の境界線が曖昧となり、地球環境は破壊され、AIの登場で人間そのものの価値も揺らいでいます。このような状況だからこそ、人間とは何か、どうあるべきなのかということをあらためて考える必要があります。本講義では、今世界で最も注目されているドイツの哲学者マルクス・ガブリエルの新実在論の哲学と、ヒューマニズムの哲学者真下信一の哲学を導きの糸にして、現代世界の様々な危機に立ち向かうための人間の哲学を探究します。 <学習目標> ヒューマニズムに基づく人間の正しい理解を持つことができる。 ヒューマニズムの核心である「自由」と「愛」について理解することができる。 ヒューマニズムと民主主義を「ひとりひとりの人生観の深みにおいて血肉化」することができる。 |
| 授業のながれ |
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オリエンテーション:なぜ哲学が必要なのか 現代世界の危機@:価値の危機 現代世界の危機A:資本主義の危機 現代世界の危機B:民主主義の危機 現代世界の危機C:テクノロジーの危機 現代世界の危機D:表象の危機 人間の本質とは 人間の幸福とは 人はなぜ憎しみ争うのか 死をどう捉えるか 愛のすがたとかたち 人間の教育とは 自由とは@ 自由とはA まとめ |
| 準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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| 哲学が扱う内容は、一見難しい様に見えても、私たち自身に深く関わっているものばかりです。つねに、自分自身のあり方と結びつけながら、講義を受講して下さい。 |
| 事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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| 事前 | テキストや参考図書の該当箇所を読む。 | 20 |
| 事後 | 講義レジュメ・テキスト・参考図書等を読み、講義の内容を復習する。 | 10 |
| 本科目の関連科目 |
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| 哲学概論、倫理学概論、死生学、人文科学の世界、社会科学の世界、自然科学の世界、市民社会の諸問題 |
| 成績評価の方法 |
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| 毎授業時のミニレポート課題(50点)と期末レポート(50点)の計100点満点の内、60点以上を合格とします。 |
| テキスト |
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| ■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>真下信一 <テキスト名>自由と愛と:現代を生きる人間の哲学 <出版社>青木書店 |
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