科目名 | 聴覚障害児の心理・生理・病理 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 前期開講 | 柴田 康子 |
テーマ |
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聴覚障害児を深く理解し、支援するために必要な基礎知識 |
科目のねらい |
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<キーワード> 聴覚障害 聴力検査法 補聴器・人工内耳 言語発達 コミュニケーション <内容の要約> 聴覚障害の診断・治療・療育分野は人工内耳の普及などにより近年大きく変貌をとげているが、ここでは聴覚の基礎知識を学び聴覚障害児のコミュニケーションにかかわる諸問題を理解する。難聴の程度はさまざまであり「聴覚障害=ろう」ではない。必ずしも補聴器を装用していない人も多いし、手話をコミュニケーションの手段としていない聴覚障害者も多い。難聴者の増加が見込まれる高齢化社会では、医療・福祉・教育の各分野のみならず一般企業でのイノベーションに聴覚障害の知識は不可欠である。自分の周りの聴覚障害者に気付き、進んでさりげなく援助できるようになりたいですね。手話ができなくとも援助できることはいろいろあります。日進月歩の補聴器や人工内耳についても詳しく説明します。 <学習目標> 「聴覚障害」を理解・定義することができる。(医療、福祉、教育などの観点から微妙な違いがあることを知りその差異を述べることができる。) 「音」の物理的特性およびヒトの聴覚生理の基本を理解し、ヒトがさまざまな「音」を聞き取るしくみを理解し説明できる。(聴器〜聴覚伝導路〜聴覚中枢) 聴力検査法をひととおり学び、被検者の子どもの年齢、発達状況にあわせて、ふさわしい小児聴力検査法を選択できる。 コミュニケーションの要である言語の獲得(言語発達)について学び、「聴力」が重要な要素であることを認識することができる。 難聴者が日常生活でどんな困難を抱えているのか理解し、そのQOLを高めるにはどんな支援が必要か具体的な方法を考察することができる。 |
授業のながれ |
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聴覚障害についての概要 耳の解剖 耳の生理:聞こえの仕組み(外耳〜中耳) 〃 A聴覚伝導路〜聴覚中枢 聴力検査法 @基本の検査ー検査の方法・オージオグラムの書き方・読み方 聴力検査法 A小児の聴力検査 聴力検査法 ➂他覚的検査 難聴の種類、程度 耳鼻科疾患@ 耳鼻科疾患A 小児難聴の早期発見の取り組みと現状 補聴器・人工内耳聴覚障害とコミュニケーション 聴覚障害児への支援体制 ことばの遅れ まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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注意@ 医学的な内容が多くなりますが極力わかりやすい授業にしたいと考えています。難しい内容は噛み砕いて平易に、簡単なことは深く。授業内で理解習熟していただくために適宜小テストを行います。注意A 赤ペン、青ペン(色鉛筆、マーカーなど)を持参すると便利です。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 講義資料の準備と資料内容についての予習 | 15 |
事後 | 毎時間の講義の復習 | 15 |
本科目の関連科目 |
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発達心理学特別支援教育 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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