科目名 特別支援教育論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 伊藤 修毅

テーマ
特別支援教育の基礎的理解

科目のねらい
<キーワード>
特別支援教育  特別支援学校
発達保障  障害児教育

<内容の要約>
特別支援学校の教育に関わる、心身に障害のある幼児・児童・生徒についての教育の理念、特別支援学校の教育に関する歴史及び思想、心身に障害のある幼児・児童・生徒についての教育に関わる社会的・制度的・経営的事項。以上3点について触れながら、特別支援教育全般に関わる基礎的理解を深めていきます。

<学習目標>
障害児の発達を個人・集団・社会との関係の中で多面的とらえることができる。
障害児教育の背景にある社会的な課題の現状を理解することができる。
特別支援教育の対象となる幼児・児童・生徒の「問題」「課題」を適切にとらえることができる。

授業のながれ
特別支援教育の基本的枠組み
障害概念の理解と障害児教育
戦後の教育権保障と義務教育
養護学校義務制と特殊教育制度
特殊教育制度から特別支援教育制度へ
特別支援学校の目的、障害種別、センター的機能
特別支援学校の対象となる障害の種類と程度、学部設置規定
特別支援学校の教育課程の概要と自立活動
特別支援学校の寄宿舎、設置義務
通常学校における特別支援教育@特別支援学校
通常学校における特別支援教育A通常学級での配慮、通級による指導
障害者権利条約とインクルーシブ教育
就学手続きと教育支援委員会
特別支援教育の現状
特別支援教育の課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義資料(パワーポイントのスライド)は事前に提示しますので、予習した上で講義に参加してください。 毎時間の復習をしっかりと行ってください。 課題レポートのための文献購読を丁寧に行ってください。 この科目は、すべての特別支援教育関係科目の基礎になりますので、特別支援学校教諭の教職課程に登録している学生は、「単位を取る」ことを到達点とするのではなく、内容を徹底的に理解することを到達点としてください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料の準備と資料内容についての予習 5
事後 毎時間の講義の復習 25
事後 課題図書の購読と課題レポートの作成 20

本科目の関連科目
各障害の教育論・指導法、各障害の心理や生理・病理などに関する科目はすべて重要な関連科目です。 「特別支援教育概論」の内容は理解できていることを前提とします。 「特別支援教育課程論」もあわせて履修してください。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  20%
1200字程度の読書レポートの提出を2回求めます(20%) 毎時間、コミュニケーションペーパーの提出を求めます(20%) 定期試験期間中に筆記試験を行います(60%)

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>玉川公二彦ら <テキスト名>新版・キーワードブック特別支援教育ーインクルーシブ教育時代の基礎知識 <出版社>クリエイツかもがわ



(C) Copyright 2021 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。