科目名 社会心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 吉原 智恵子

テーマ
社会的存在としての人間の行動や認知について学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
自己  対人関係
家族  集団
文化

<内容の要約>
人は社会的動物であり,他者や集団との関係の中で相互に影響を及ぼしあって生きている。本講義では家族関係のような身近な集団から民族,国家という大きな集団までを含む社会集団と個人との関係を捉え,人の「社会性」についての理解を深めていく。社会的関係性の中で形成される自己意識をはじめ,態度,行動,認知に関する諸現象を学び,またマクロな視点からは文化に規定される自己の問題や,集団間の関係にも焦点をあてて学習する。

<学習目標>
自己意識の形成過程について説明できる。
社会的関係の影響下における態度変容について説明できる。
自己と文化の相互規定性について説明できる。
集団間の関係に由来する現象について説明できる。

授業のながれ
我々を取り巻く文化1(文化と自己)
我々を取り巻く文化2(文化の再生産過程)
我々を取り巻く文化3(文化をめぐる諸問題)
集団間関係1(集団間の葛藤と自己)
集団間関係2(ステレオタイプと偏見)
集団間関係3(集団間の葛藤の解消)
集団と個人1(集団の斉一性と同調)
集団と個人2(集団による問題解決)
集団と個人3(集団による意思決定)
集団と個人4(集団・組織の諸問題)
対人関係1(対人関係と態度変容)
対人関係2(社会的交換)
対人関係3(コミュニケーション)
対人関係4(家族の関係性)
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
事前・事後学習として,毎日新聞を読み,集団・組織や対人関係に関わる記事については分析的視点をもって丁寧に読むようにしてください。また講義内容に関わる参考資料を授業時に紹介するので,よく読んで理解を深めてください。課題は必ず期限内に提出してください。私語,遅刻,飲食は厳禁とします。

事前事後 学習内容 時間数
事前 新聞を読み、集団・組織や対人関係にかかわる記事について考察する。 15
事後 授業で学習した内容について、講義内で推薦する図書や授業で課した課題を通して復習する。 15

本科目の関連科目
心理学概論,教育心理学概論,対人関係論など,人間関係に関わる心理学の科目全般

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他 
課題・定期試験の成績を総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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