科目名 理学療法評価学U実習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 岩田 全広、則竹 賢人、大田 英登

テーマ
「理学療法評価学U」で学習した知識を基に、実習を通して具体的な理学療法検査・測定法を習得する。

科目のねらい
<キーワード>
高次脳機能  筋緊張
平衡感覚・協調性  呼吸・循環・代謝機能
体力(身体運動能)

<内容の要約>
「理学療法評価学U」で学習した知識を基に、高次脳機能、脳神経機能、片麻痺運動機能、筋緊張、小脳機能、関節動揺性の有無・筋タイトネス、運動発達、呼吸・循環・代謝機能、体力(身体運動能)などの具体的な検査・測定法についての実習を行い、理学療法評価に関わる基本的臨床技能を習得することを目的とする。理学療法評価における検査・測定項目は多岐にわたるため、教員1名につき15名程度の小クラス編成とし、クラス内で2人1組ペアとなり体験的実習を行い、基本的臨床技能を含んだ実践能力を身につけるよう個別学習指導を徹底する。さらに、疾患ごとに評価項目をまとめ、実際にリスク管理を行いながら理学療法評価の流れを学生間で実習する。次に得られた評価結果を基に問題点の抽出・治療プログラムの作成を行う。最終的には臨床場面を想定し、学生間で実技試験を行い、教員は態度・説明内容・評価テクニックの信頼性・記述方法などを評価する。 (この科目は、理学療法の経験を有する教員が理学療法評価について講義する。)

<学習目標>
高次脳機能評価、脳神経機能検査、片麻痺運動機能検査などの具体的な検査・測定法の体験的演習を行い、理学療法における評価が実践できるようになる。
筋緊張検査、平衡感覚・協調性検査などの具体的な検査・測定法の体験的演習を行い、理学療法における評価が実践できるようになる。
徒手検査法、運動発達評価などの具体的な検査・測定法の体験的演習を行い、理学療法における評価が実践できるようになる。
呼吸・循環・代謝機能評価、体力(身体運動能)評価などの具体的な検査・測定法の体験的演習を行い、理学療法における評価が実践できるようになる。

授業のながれ
ルーチン検査値の読み方・とらえ方の実際(Case study)
まとめと個別学習指導(試問)@
高次脳機能障害評価の実際
まとめと個別学習指導(試問)A
脳神経機能検査の実際
まとめと個別学習指導(試問)B
姿勢・基本動作の観察と分析の実際
まとめと個別学習指導(試問)C
運動発達評価の実際
まとめと個別学習指導(試問)D
徒手検査法の実際
まとめと個別学習指導(試問)E
呼吸・循環・代謝機能評価の実際
まとめと個別学習指導(試問)F
体力(身体運動能)評価の実際
まとめと個別学習指導(試問)G
片麻痺運動機能検査の実際
まとめと個別学習指導(試問)H
筋緊張検査の実際
まとめと個別学習指導(試問)I
平衡感覚検査の実際
まとめと個別学習指導(試問)J
協調性検査の実際
まとめと個別学習指導(試問)K
疾患別リスク管理とモニタリング(1)
疾患別リスク管理とモニタリング(2)
運動器系疾患における理学療法評価の考え方と進め方(1)
運動器系疾患における理学療法評価の考え方と進め方(2)
中枢神経疾患における理学療法評価の考え方と進め方(1)
中枢神経疾患における理学療法評価の考え方と進め方(2)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
前回の講義内容は毎回、個別学習指導(実技を含む口頭試問)によって確認を行う。したがって、授業後は指定範囲の復習を十分に行うこと。また、実習を円滑に進めるためにも該当箇所の教科書での予習を行うこと。実習に適した服装に着替えて授業に臨むこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回の授業内容を確認し、教科書の該当箇所を予習すること。 30
事後 前回の授業内容を確認し、教科書の該当箇所および配付資料を復習すること。 30

本科目の関連科目
基礎科目として「理学療法評価学T」「理学療法評価学T実習」「理学療法評価学U」、応用科目として「評価実習前指導」「評価実習」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内)
授業内でのレポート・課題等 100%
その他 
講義内で行った理学療法評価についての個別学習指導(実技を含む口頭試問)を行う。詳細は講義内のオリエンテーションにて発表する。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>伊藤俊一(監修) <テキスト名>PT・OTのための測定評価 DVD Series 5:バランス評価−観察と計測(第2版) <出版社>三輪書店
<著者>伊藤俊一(監修) <テキスト名>PT・OTのための測定評価 DVD Series 7:片麻痺機能検査・協調性検査 <出版社>三輪書店



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