科目名 身体障害作業療法学U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 2 前期開講 田中 将裕

テーマ
身体障害領域の作業療法における対象者への評価や介入方法について、健康状態や心身機能・構造といった障害構造の系統的理論から医学的基礎となる知識を理解することができる

科目のねらい
<キーワード>
身体障害領域の作業療法における対象疾患とその概要の理解  対象疾患に対する作業療法評価の理解
対象疾患に対する作業療法介入の理解

<内容の要約>
身体障害領域の作業療法における対象疾患とその概要(疫学、病態)を理解する。 また、疾患よって生じる心身機能の変化を理解し、疾患特異的な作業療法の評価と介入についての知識を得る。 さらに、授業内で提示する症例に対して評価計画を立てる機会を持ち、得た知識を臨床実践に結び付ける力を養う。

<学習目標>
身体障害領域の作業療法における対象疾患の概要を理解できる
対象疾患に対する作業療法評価について理解できる
対象疾患に対する作業療法介入について理解できる

授業のながれ
オリエンテーション、身体障害領域における作業療法総論
整形外科疾患における作業療法@:大腿骨頚部骨折
整形外科疾患における作業療法A:上肢の骨折
整形外科疾患における作業療法B:変形性関節症、末梢神経障害
整形外科疾患に対する作業療法C 脊椎疾患(脊髄損傷、頚椎症)
神経・筋疾患に対する作業療法@ パーキンソン病、脊髄小脳変性症
神経・筋疾患に対する作業療法A 筋萎縮性側索硬化症、ギランバレー症候群
循環器・呼吸器疾患、膠原病に対する作業療法、ICUにおける作業療法

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本講義は、身体障害領域の作業療法における対象疾患とそれに伴う心身機能の変化と障害の知識、作業療法の技術を学ぶ。準備学習では1年次学習の解剖学・生理学・運動学・心理学など心身機能の知識を整理、学習することが望まれる。授業準備では各講義に関連ある心身機能の基礎知識の予習や復習をそれぞれ30分程度してほしい。また授業後、準備された学習と講義の関連を考え、ノートの整理や知識の補足にあてる時間を設けるとよいと思われる。30分程度の振り返りの習慣をつけると実力につながる。期末試験は直前の学習では間に合う知識の量ではないことを心構えとして講義に臨んでほしい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 配布資料をもとに、当該授業範囲に関する課題推薦図書あるいは視聴覚教材を用いて予習を実施すること 15
事後 配布資料から重要な事柄やキーワードを抽出し、当該箇所について自分の言葉で説明できるよう纏めること。 15

本科目の関連科目
健康科学概論、生理学T、U、解剖学、リハビリテーション介護、運動学、運動学実習、機能解剖学、 日常生活活動学、日常生活活動実習、作業療法評価学、作業療法、内科系障害リハビリテーション

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他(授業参加態度、出席状況など(欠席、遅刻の場合は事前に必ず連絡を入れること)) 40%
試験については、授業内で実施方法や内容についてアナウンスいたします。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
<著者>長ア重信 監修 <テキスト名>作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト 作業療法評価学 最新版 <出版社>メディカル・ビュー
<著者>長ア重信 監修 <テキスト名>作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト 身体障害作業療法学 最新版 <出版社>メディカル・ビュー



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