理学療法評価学Ⅰ

科目名	理学療法評価学Ⅰ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	前期開講	鳥山　実

テーマ

理学療法における評価の意義と進め方、及び基本的な検査・測定法を学ぶ。

科目のねらい

＜キーワード＞
「理学療法評価（検査・測定）」　　「腱反射・病的反射」
「筋力」　　「関節可動域」
「感覚」

＜内容の要約＞
理学療法における評価の位置づけ及び基本概念などについて学ぶ。ついで、視診、ランドマークと筋の触診、反射検査、関節可動域測定、筋力検査、感覚検査、姿勢観察などを中心に学習し、それらの理解を深める。また、これらを行う上で必要な反射の種類・生理や、関節可動域制限、筋力低下、感覚障害などの病態についても理解し、各検査・測定の目的と意義についても学ぶ。さらに、医用画像や動画における正常と異常の違いから種々の病態を把握し、評価する方法についても学ぶ。（この科目は、理学療法の経験を有する教員が理学療法評価について講義する。）

＜学習目標＞
理学療法プロセスにおける評価の位置づけ及び構成要素を説明できる。
反射や形態、筋力検査などの具体的な検査・測定法が説明できる。
関節可動域制限や感覚障害や筋力低下の原因などが説明できる。

授業のながれ

理学療法評価の意義・目的・視点・構成要素・流れ・記録
検査法と検査対象について
観察・情報収集の目的と意義および具体的方法
体表ランドマーク・筋の触診の目的と意義および具体的方法
視診および姿勢観察の目的と意義および具体的方法
医用画像の診かたとその意義
形態測定の目的と意義および具体的方法
反射の種類および生理について
反射検査の目的と意義および具体的方法
各疾患における筋力低下の病態メカニズム
筋力測定の目的と意義および具体的方法
各疾患における関節可動域制限の病態メカニズム
関節可動域測定の目的と意義および具体的方法
感覚の分類・生理および病変部位による感覚障害の特徴
感覚検査の目的と意義および具体的方法

準備学習の内容・学ぶ上での注意

本講義は、理学療法評価学Ⅰ実習と組み合わせて展開する。本講義内容は、解剖学・生理学・病理学などの基礎医学や、内科学・整形外科学・臨床神経科学などの臨床医学と密接な関係がある。そのため、これらの内容については十分に予習・復習しておく必要がある。また、講義を円滑に進めるためにも該当箇所の教科書での予習を行うこと。

事前事後	学習内容	時間数
事前	授業の終了時に次回の内容を説明するので、その内容に沿って予習をする。	15
事後	授業内容の復習をする。	15

本科目の関連科目

応用科目として「理学療法評価学Ⅰ実習」「理学療法評価学Ⅱ」「理学療法評価学Ⅱ実習」「評価実習前指導」「評価実習」

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	80％
授業内でのレポート・課題等	20％
その他	0％

課題（講義中の課題・小テストを含む）、定期試験を総合的に評価する。再試験については大学の規定に準ずる。

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞津山直一（訳）　＜テキスト名＞新・徒手筋力検査法　原著第10版　＜出版社＞共同医書出版
＜著者＞潮見泰藏，下田信明／編　＜テキスト名＞PT・OTビジュアルテキスト　リハビリテーション基礎評価学　第2版　＜出版社＞羊土社
＜著者＞福田修 (監修）　＜テキスト名＞PT・OTのための測定評価 DVD Series 1：ROM測定（第2版）　＜出版社＞三輪書店