科目名 企業法I(会社法)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 近藤 充代

テーマ
企業、とりわけ株式会社について、企業組織の形成や運営のあり方等を法律はどのように規制しているのか、実際に株式会社はどのように運営され、いかなる課題があるのかについて学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
株式会社の設立  会社法制の歴史と現状
株主総会  会社の機関構成
株主の権利

<内容の要約>
 企業法TおよびUでは、 資本主義社会における経済活動の主体としての企業をめぐる法制度を学びます。 このうち、企業法T(会社法)は株式会社等について規定している会社法を中心に学習します。今日の我が国の経済発展を支えている企業について、どんな種類の会社が存在し、どのような手続きで設立され、どのような仕組みで運営されているのか。なかでも株式会社については、会社法が定める設立手続き、内部組織(会社の機関)のあり方と問題点等について、具体的な事例、資料を参照しつつ学習していきます。

<学習目標>
様々な会社形態について、その特徴を説明できる。
株式会社の設立手続について説明できる。
株式会社の内部機関(株主総会、取締役会、監査役等)の役割とそのあり方(機関構成)について説明できる。
株式会社の運営はいかにあるべきか、また、会社のどのような行為が法律上、 違法であり規制されるのかを説明できる。
現代経済社会で生じている種々の企業不正事件について、その原因や改善の方策について説明できる。

授業のながれ
概説 会社法とは? 株式会社および会社法の歴史
会社の種類 @持分会社(合名会社、合資会社)
会社の種類 A持分会社(合同会社)、株式会社
株式会社の設立 @概説、定款作成等
株式会社の設立 A発起設立と募集設立、設立の瑕疵等
株式と株主の権利 
会社の機関 @序説 
会社の機関 A株主総会 現状と問題点
会社の機関 A株主総会 総会活性化策など
会社の機関 B取締役、取締役会
会社の機関 C監査役、監査役会
会社の機関 D委員会等設置会社、監査等委員会設置会社
会社の機関 E会計参与、会計監査人
会社の機関 F役員等の損害賠償責任、株主代表訴訟
企業買収、企業再編

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 法律用語、 法律学に特有の概念などは、 日頃からある程度慣れておかないと、 試験前に慌てて勉強しようとしても理解することは難しく、 容易には頭に入っていきません。当然のことですが、授業には毎回出席して下さい。また、 株式会社に関わる事件等も多いので、 日頃から新聞やニュースを見るようにしてください。  また、他の履修者の迷惑になるので授業中の私語は慎んでください。目に余る時には退室を命じる場合があります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回の講義で使用するレジュメ・資料を配布しますので、事前によく読み、疑問点等を明確にして講義に臨んで下さい。 15
事後 講義で使用したレジュメ・資料をもとに講義の内容をふりかえり理解を深めてください。 10
事後 参考文献等を参照して講義内容をより深く理解するように努めて下さい。 10
事後 課題レポートの作成 10

本科目の関連科目
「企業法U」 「経営学」 「証券論」 「中小企業論」 「法と社会」 「民法」 「法律学」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
中間レポートは学期の途中に出題する予定です。 論述式で出題する予定です。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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