科目名 地方行財政U(行政)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 野口 鉄平

テーマ
地方自治の存在理由、歴史的変遷、基本的制度などを学んだ上で、自治体の組織や活動、住民との関わり、地方自治の展望について考察する。

科目のねらい
<キーワード>
地方自治論  自治体経営
地方分権  参加と協働

<内容の要約>
人口減少や少子高齢化など、地域社会を取り巻く環境が大きく変化する中、地方分権改革や市町村合併などが行われ、地方自治のあり方も変化しつつある。そのことを念頭に、地方自治の存在理由、歴史的変遷、基本的制度などを学んだ上で、自治体の組織や活動、住民との関わりについて具体的な事例を踏まえながら考察する。後半では、時代の変化に対応した地方自治、自治体行政の変化を捉えるとともに、地方自治の根幹とこれからの地方自治の展望について考察する。

<学習目標>
地方自治・地方行政に関する基礎知識が理解できる。
自治体の組織や活動、住民との関わりが理解できる。
これからの地方自治のあり方や複雑多様化する地域課題を踏まえた政策のあり方について主体的に思考し、社会に参画する力を身に付けることができる。

授業のながれ
地方自治とは何か
地方自治制度の歴史
国と自治体の関係と役割分担
地方分権改革の到達点と課題
自治体の政治機構と議会改革
自治体財政と予算
自治体の行政機構
自治体の人事管理
自治体の政策過程
住民参加と行政統制
住民自治と住民組織
公共サービス供給の変容
子育て支援行政
自治体の再編成
今後の地方自治の展望

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義形式を基本とし、新聞記事などを活用して地方自治に関する最近の動向を取り入れる。毎回、授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーの記入・提出を求める。 日頃から私たちの暮らしと地方自治のつながりを意識し、報道や書籍などを通じて地方自治に関する諸問題に関心を持つこと。適宜レジュメ、資料を配布するが、口頭や板書による説明をノートにとるように努めること。講義後はレジュメ、資料、参考書などで復習の上、分からないことがあれば積極的に質問すること。講義で取り上げた内容に関連して、自分が住んでいる自治体などの状況を調べることを推奨する。

事前事後 学習内容 時間数
事前 報道や書籍などを通じた地方自治に関する諸問題の把握 10
事後 配布レジュメ、資料、参考書などに基づく授業内容の復習 15
事後 授業内容に関連する地元自治体の状況、取り組みの把握 10

本科目の関連科目
「地方行財政T(財政)」,「財政学」,「行政法」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
期末試験の結果およびリアクションペーパーなどの提出物、授業への取り組み姿勢によって総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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