科目名 医療福祉会計

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2・3 前期開講 橋口 徹

テーマ
医療・介護分野にかかる会計

科目のねらい
<キーワード>
診療報酬の包括化  医療保険/介護保険に係る財政逼迫
病院原価計算  医療機関による債券発行
消費税(損税)

<内容の要約>
・受講生が、医療・介護分野に関連する公会計や非営利法人会計を対象に、現行の公会計制度および非営利法人制度の概要とその問題点について理解できる。とりわけ医療・介護の切り口から、マクロ的視点からの医療・介護財政と、ミクロ的視点からの医療法人会計、社会福祉法人会計などとの関係や、当該制度の改革に関する様々な試みや議論の現状について理解し、その課題を考えることができる。 ・受講生が、医療・介護施設を取り巻く経営環境が厳しさを増す中で、しっかりとした施設運営を行っていくために必要な、会計データを用いた様々な経営管理手法について理解できる。 ・受講生が、公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会が主催する「医業経営管理能力検定試験」を受験することを念頭に、授業展開を行っていく。

<学習目標>
・ 医療法人会計など、企業会計以外にも、様々な非営利組織会計が存在していることが理解できる。
・ わが国における現行の医療・介護施設にかかる会計制度の概要とその内容にかかる問題点が理解できる。
・ わが国における現行の医療・介護施設にかかる管理会計や経営分析の基礎的な考え方が理解できる。

授業のながれ
導入講義(講義ガイダンス及び「医業経営管理能力検定試験」に係る説明)
医業財務@
医業財務A
医療機関の会計@
医療機関の会計A
病院の開設主体@
病院の開設主体A
管理会計分野における手法@
管理会計分野における手法A
医業経営指標
医療機関の資金調達@
医療機関の資金調達A
医療機関と税金@
医療機関と税金A
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・「授業のながれ」に記載した講義内容はあくまで予定であり、受講生の理解度等を勘案したうえで、適宜変更する可能性あり。 ・毎回の講義内容を復習すること。 ・新聞等の経済記事や会計関係の情報をフォローするように努めること。 ・本講義は、原則として、簿記の基本的構造(日商簿記3級程度)を理解しているという前提で進める予定である。 ・詳しくは授業開始後に指示するが、授業に出席する際には事前に予習を行うとともに、授業後にも十分に復習を行うことを望む(本科目においては、授業時間以外に、30時間の事前・事後学修が前提となっている)。特に「医療経営管理能力検定試験」を受験する予定の受講生は、当該検定試験の範囲に該当する箇所については、復習は必須といえる。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習等 15
事後 授業のまとめ等 15

本科目の関連科目
「会計学」、「医療福祉会計」、「財務会計」、「管理会計」、「民法」、「企業法(会社法)」、「財政学」、「専門演習V」、「専門演習W」、「専門演習X」、「卒業論文」、「特別講義V(地域医療と福祉)」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 90%
授業内でのレポート・課題等 10%
その他  0%
原則、期末試験の点数を基礎として、その他提出物等を勘案しつつ、総合評価を行う。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
<著者>橋口 徹 <テキスト名>病院会計 − 財務会計と管理会計 <出版社>日本医療企画



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