科目名 | 政治学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 後期開講 | 川田 稔 |
テーマ |
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日本政治を、その歴史的背景から考察する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 議会制的政治システム(議院内閣制) 政治における内政と外交 国際的平和協調 日本政治の歴史的軌跡 戦争違法化 <内容の要約> 本講義では、日本政治の歴史的軌跡を国際関係の大きな流れのなかでたどり、日本独自の政治構造の特質を明らかにするとともに、今後の日本政治の課題を考察する。 その際、現代日本政治の基本的な枠組である、議会をベースとする政党政治と国際的な平和協調路線が形成される第一次大戦前後から、それが崩壊する 1930 年代前後の時期の政治動向の分析に重点をおく。 それによって、政治に内政と外交との関係、議会制的政治システム(議会制的民主主義、議院内閣制)や平和的国際協調(平和主義、戦争放棄)の問題などを、歴史的視野から考えていく。また最近話題になっている安全保障の問題も、あわせて考える。 本講義は、質疑応答を中心とするディスカッション形式をできるだけ取り入れて行う。 <学習目標> 1. 政治にたいする広い視野からの見方を習得できる。 2. 政治における内政と外交の関係についてのとらえ方を大まかに説明できる。 3. 現在の国内政治の基本システムである議会制政治システム(議院内閣制)の意義と概要を説明できる。 4. 現代国際社会の基本的コンセンサスである戦争違法化の考え方を習得し、その概要を正確に説明できる。 5. 日本政治の歴史および安全保障についての基本知識を身につけることができる。 |
授業のながれ |
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序 現代政治を歴史的観点から考える 1. 帝国憲法と大陸政策 2. 国際的孤立下における外交・内政の転換−その 1 (第一次大戦) 3. 国際的孤立下における外交・内政の転換−その 2 (山県有朋) 4. 国際的孤立下における外交・内政の転換−その 3 (原敬内閣) 5. 議会主導型政治構造と国際的平和協調路線の定着−その 1 (国際連盟) 6. 議会主導型政治構造と国際的平和協調路線の定着−その 2 (中国と日本) 7. 議会主導型政治構造と国際的平和協調路線の定着−その 3 (浜口内閣) 8. 議会主導型政治構造と国際的平和協調路線の定着−その 4 (軍縮) 9. 議会主導型政治構造と国際的平和協調路線の崩壊 10. 超国家主義の展開 11. 敗戦 12. 昭和憲法と日米安保条約 13. 安全保障とは 14. これからの政治と歴史的遺産 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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テキストは毎回使用しますので、必ず事前に手に入れ、通読しておいて下さい。 毎回学生証で出欠を取りますので、初回から学生証を忘れないように。 テレビのニュースや新聞をできるだけ見るように心がけてください。 また、 この時期をあつかった一般の歴史書や文学書、テレビのドキュメンタリーなどをできるだけ見てください。 本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 次回授業の予習 | 15 |
事後 | 授業のまとめ | 15 |
事後 | 宿題、課題などの学習 | 15 |
事後 | 定期試験、レポートなどの学習 | 15 |
本科目の関連科目 |
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日本の歴史、外国の歴史 |
成績評価の方法 |
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期末試験の成績および平常点で評価する。 平常点は主に授業参加度(ディスカッションへの参加)による。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>川田稔 <テキスト名>戦前日本の安全保障 <出版社>講談社現代新書 |
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