科目名 | 民法 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 2 | 後期開講 | 玉樹 智文 |
テーマ |
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市民社会の基礎を成す民法の仕組みと内容を、具体的な事例に照らしながら理解する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 私法の一般法 契約 物権 不法行為 家族 <内容の要約> 私たちは、必ず他人と関わることによって社会生活を送っています。日々の生活物資を購入するために売買契約を結び、スマホを利用するために携帯電話会社と契約を結び、高等教育を受けるために日本福祉大学と在学契約を結び、通学のために鉄道会社と運送契約を結び、交通事故に遭えば加害者に損害賠償を請求する関係を生じ、恋人と結婚をし、子どもが生まれればその子と親子の関係を生じ、等々。このような他人との関係を規律する法を「私法」といいますが、民法は、私法の一般法です。本講義では、民法が現実の社会においてどのように機能しているかに留意しつつ、その全体像を理解し、日常生活において直面する諸問題を法的に考えることができるための基礎的な知識を習得することを目指します。なお、民法は、最近、債権法の大改正を始め、相続制度や成年年齢など、重要な改正が相次いでいます。本講義では、最新の改正を踏まえた授業をします。 <学習目標> 民法上の基本的な概念を説明することができる。 民法上の諸制度を具体例と結び付けて考えることができる。 日常生活上の諸問題を法的に考えることができる。 日常生活上の諸問題に対し、大まかな法的解決策を提示することができる。 公務員試験の民法の問題を解くことができる。 |
授業のながれ |
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1.はじめに―民法の基本原理と構造 2.権利の主体―自然人と法人 3.権利の客体(物)、法律行為と意思表示 4.契約の不当性、無効と取消し 5.代理制度 6.法律行為の効力発生時期、時効 7.物権序説、物権変動(1) 8.物権変動(2) 9.占有権、所有権、用益物権 10.担保物権総論、留置権、先取特権、質権 11.抵当権(1) 12.抵当権(2)、譲渡担保 13.債権関係とその内容、債務の不履行 14.責任財産の保全 15.債権の消滅 16.債権譲渡、債務引受、契約引受、多数当事者の債権関係(保証を除く) 17.保証債務、第三者による債権侵害 18.契約総論 19.贈与、売買、交換 20.消費貸借、使用貸借、賃貸借(1) 21.賃貸借(2)、雇用、請負 22.委任、寄託、組合、終身定期金、和解 23.事務管理、不当利得 24.不法行為(1) 25.不法行為(2)、差止めと原状回復 26.親族(1) 27.親族(2) 28.相続(1) 29.相続(2) 29.相続(2) |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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教科書に基づき、講義を中心に授業を進めます。なお、講義用のレジュメを事前に配付しますので、レジュメと教科書をよく読んで予習をしてきてください。レジュメには、各単元の末尾に【設問】を付してありますので、事前に考えてきて授業に臨んでください。また、六法を必ず持参し、常に条文を参照するよう、心がけてください。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | テキスト・講義レジュメに基づき、毎回予習をすること。 | 40 |
事後 | テキスト・講義レジュメに基づき、毎回復習をすること。 | 20 |
本科目の関連科目 |
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法入門、法律学(東海)、消費者と法、企業法T |
成績評価の方法 |
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成績評価にあたっては、期末試験の成績を主としますが、日常の授業における学習の定着度を何らかの形で点数化し、それも加味します。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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