日本の歴史

科目名	日本の歴史

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
4	1	通年開講	曲田浩和

テーマ

日本史にみる政治と社会

科目のねらい

＜キーワード＞
律令制社会　　荘園社会
幕藩制社会　　国民国家
帝国主義　大衆文化

＜内容の要約＞
本講義は、日本史の通史である。ただし、原始・古代から近代・現代までを扱うのではなく、近代からはじめ現代までを行ったあと、古代に遡り中世・近世の講義を行う。学生に話を聞くと、高校時代の日本史では現代史はほとんど行わないという。古代・中世は何度も授業を受けてある程度知ってはいるが、近代以降はほとんど習っていないため、知識が乏しいというのである。こうした状況を考え、日本史の通史的理解を深めるために、変則的ではあるが、上記の方法をとった。詳しくは「講義のながれ」を参照していただきたい。

＜学習目標＞
教員養成課程の日本史として通史を理解することができる。
時代の変化を論理的に考え伝えることができる。
歴史を通じて現代社会のさまざまな問題を考えることができる。

授業のながれ

オリエンテーション
稲の道
大王から天皇へ
律令と大仏
１０世紀の社会変革
受領と侍
荘園と「今昔」の世界
武門の棟梁
「みやこ」と「いなか」
悪党
念仏と軍記
起請と逃散
戦国の世
幕藩制支配の成立
鎖国
「村方」と「町方」
幕政の展開
西鶴と京伝
一揆、打ちこわしの世界
「御一新」
民権と国権
あゝ死にたまふことなかれ…
米騒動
護憲運動
軍部
戦争と民衆
占領下の日本
安保から高度成長へ
核危機の時代
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

①授業前は予習としてテキストを読んでくること、ただし講義推薦図書などを参照とすること(1時間×30講)、授業後はノートを見直し、配付したプリントを読み、課題に取り組むこと(1.5時間×30講)、試験対策(15時間) ・講義推薦図書に掲げたもののほかに日本の歴史（全26巻、中央公論社）、日本の歴史（全31巻、小学館）などがある。 ②注意事項は以下の通り・歴史は過去のことを学ぶだけでなく、過去から現代に学ぶことも重要です。現代社会のなかで歴史をどのように捉えるのかを考えることが大切です。そのため、現代社会を知ることが必要です。新聞・ニュースなどから情報を得てください。・授業中にプリントを提示します。そのプリントを事前・事後の学習に使用してください。 ③本講はオンデマンド科目です。各講の最後に課題が出します。課題はnfu.jpの科目フォームのレポートに直接入力をしてください。 ④教職課程に進むための条件科目の一つです（詳細は学部ガイドを確認してください）。教職課程に進むことを少しでも考えている学生はこの授業を履修してください。

事前事後	学習内容	時間数
事前	テキストを読み、歴史用語を調べてくること	30
事後	ノート、配付プリントを読み、課題に取り組むこと	45
事後	講義推薦図書や授業で紹介した書籍を読み、試験対策をすること	15

本科目の関連科目

２年生以上を対象とした日本史特講は、大学生としての日本史の知識が備わっていることを前提に授業が組み立てられます。１年生で本講をしっかりと学び、日本史特講の理解を深めてください。

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	80％
授業内でのレポート・課題等	20％
その他	0％

講義中のミニレポートと期末の試験による。試験は論述試験であり、歴史叙述だけでなく歴史認識を問うものも出題する。授業内でのレポートは各講の最後にレポート課題を出します。nfu.jpに直接入力してください。400字未満のレポートは平常点とみなしませんので、しっかり書いてください。

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞竹内誠・佐藤和彦・君島和彦・木村茂光編　＜テキスト名＞教養の日本史[第２版]　＜出版社＞東京大学出版会