科目名 社会福祉学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 平野 隆之

テーマ
社会福祉の基本的なキーワードを理解し、社会福祉の政策・運営・援助実践を体系的に学習する

科目のねらい
<キーワード>
ソーシャルワーク  アドボカシー
ケア  ソーシャルアクション
社会的排除

<内容の要約>
社会福祉では、人々のふつうのくらしのしあわせを支えるための、理念・価値とその方法について学習する。看護学概論で学ぶ看護の理念とその方法との比較を通して、共通する部分と相違する部分との理解を深め、社会福祉の特性を学習します。

<学習目標>
社会福祉の方法を体系的に理解できる
社会福祉学の4つの領域(支援理念・ソーシャルワーク・ケア・社会問題)のキーワード25について、基本的な内容を理解できる
社会福祉学のキーワードの相互の関連(4領域を含めた)を理解できる
看護学のキーワードの内容との比較を行うことができる

授業のながれ
文献『社会福祉キーワード』の目次を紹介しつつ、各キーワードの配列について理解する。4領域に分けて学習する25のキーワードの配置を学ぶ。講義ノートプロジェクトについて説明を行う。
第1領域のキーワード(5)を「アドボカシー」の用語解説を例に学ぶ。関連するキーワードの「パターナリズム」と「エンパワーメント」との違いを理解する。
参考図書の『看護学概論(基礎看護学@)』を用いて、いくつかのキーワードが共通して目次・索引に配置されていることを理解する。看護者と社会福祉士の倫理綱領の比較を用いて、原理等の異なることを学ぶ。
倫理的ジレンマの問題の理解とともに、それを克服する意思決定支援の考え方を学ぶ。
ゲスト講義@:「燃え尽き症候群」に関連した様々な社会福祉士・看護師の状況を学ぶ。スピリチュアルケアの方法を習得する。
第2領域のキーワード「ソーシャルワーク」関連(9)を概観する。社会福祉の援助技術について、個別・集団・地域等の違いを学ぶ。
「ソーシャルワーク」におけるアセスメントの機能や意義を学ぶ。
スーパービジョンと協働の理解を看護学との比較から学ぶ。
ゲスト講義A:病院での医療ソーシャルワークの現場から相談内容等を学ぶ。社会福祉の相談援助におけるリアリティを理解する。
第3領域「ケア」(5)に関連して、「レスパイトケア」等いくつかの福祉サービスの用語を学ぶ。
新たなサービス用語の登場「小規模多機能ケア」や「共生ケア」について学ぶ。映像教材も活用する。認知症ケアの変遷を理解する。
社会問題について、「社会的排除」等の今日的な課題状況を学ぶ。
第4領域(6)の社会福祉の「社会=ソーシャル」を意味を理解する。キーワードとしては「社会的排除」と「ソーシャルアクション」を学ぶ。
「虐待」「スティグマ」「アクセシビリティ」などのキーワードとそれらの関連性を学ぶ。
講義の最終回において、キーワードの合計25の関連性を復習する。期末試験あるいはリポートのための記述方法の解説を行う。講義ノートの一部(コピー)を提出する。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
前期で学んだ『看護学概論』のテキストを復習する。

事前事後 学習内容 時間数
事後 講義で学んだキーワードについて、教材の社会福祉キーワードの解説集を用いて復習する。 10
事前 小テストおよび期末試験に際して、それまでに習ったキーワードを復習し、その内容を暗記する。 15
事後 2回のゲスト講義での内容を振り返り、自分考えを整理する。 5

本科目の関連科目
看護学概論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 10%
その他(小テスト) 20%
筆記試験

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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