化学

科目名	化学

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	前期開講	有信　哲哉

テーマ

化学は物質の組成・構造・性質、物質間の相互作用、エネルギーと物質の関係などを明らかにする学問である。化学の基礎的な知識を習得し、医療の分野でどのように利用されているかを知る。またどのような法則が成り立っているかを理解する。

科目のねらい

＜キーワード＞
有機化学　　生体を構成する分子
分子間相互作用　　立体化学

＜内容の要約＞
化学は、生化学、臨床栄養学、臨床薬理学、臨床検査学と関連が深い科目である。化学の基礎である、物質の特性や性質および化学結合、化学反応などを理解し、薬理学や栄養学と基礎的知識となる有機化学について体系的に学習する。

＜学習目標＞
有機化合物の立体構造を表記できる。
重要な有機化合物の性質・反応性を説明できる。
生体を構成する分子の構造的特徴について述べることができ，その役割を説明できる。

授業のながれ

原子の構造，安定同位体，放射性同位体
電子軌道，電子配置，周期律
電気陰性度，分子間相互作用
極性と分子の形，VSEPR則，結合角，骨格構造式
官能基の種類と反応性，炭化水素①　アルカン
炭化水素②　シクロアルカンと立体配座（いす形・舟形）
炭化水素③　不飽和炭化水素
付加反応，マルコフニコフ則
アルコール，エーテル，アルデヒド，ケトン，ケト・エノール互変異性
カルボン酸とエステル
油脂
芳香族化合物，置換基と配向性，求電子置換反応
単糖類，単糖類の立体化学・立体配座，Fischer投影式
二糖類，多糖類
アミノ酸の性質・反応，タンパク質

準備学習の内容・学ぶ上での注意

大教室での知識伝達型の講義であるが、アクティブラーニングも積極的に取り入れる。例えば、講義中に学生自身が分子模型を組み立て、分子の３次元的立体構造をイメージし、その立体構造から分子の安定性や反応性について自ら考えてもらう。また教員との質疑応答と確認テストも実施する。なお、受講態度が著しく態度不良の場合は減点をする。

事前事後	学習内容	時間数
事前	授業内容に含まれるキーワードを参考に，教科書・資料の該当箇所を読んでおくこと。	15
事後	講義で配付された資料，講義ノート，教科書について，講義後内容を再確認し，講義で扱った内容の演習問題（教科書）を解き、理解をさらに深めること。	15

本科目の関連科目

生化学

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	90％
授業内でのレポート・課題等	10％
その他	0％

定期試験（90％），授業の参加態度・小テスト（10％）で総合的に評価する。

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞橋爪健作　＜テキスト名＞基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学　＜出版社＞旺文社
＜著者＞橋爪健作　＜テキスト名＞橋爪のゼロから劇的！にわかる　無機・有機化学の授業　＜出版社＞旺文社