科目名 心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 鵜子 修司

テーマ
心理学への導入: 心の研究はどのように行われるか

科目のねらい
<キーワード>
素朴心理学への批判  現代心理学の基本的営為
「自己」と「他者」の獲得  進化と文化
感情と社会

<内容の要約>
自分らしさ、善悪、教育制度、人間の起源、あるいは望ましい恋愛。これらについて議論するとき、現代人はしばしば「本能」、「性格」、「共感」などの「心」に関する概念を自然に用いています。その意味で、我々は誰しもが素朴な心理学者であると言えるでしょう。こうした素朴な心理学と、専門の研究者が営む心理学とは、どのように対応し、何が異なるのでしょうか? この授業では、初学者にも興味を持ちやすいテーマについて、関連する代表的な研究を紹介しながら、受講生を現代心理学に導入することを目指します。

<学習目標>
自己や他者の思考・行動に関する身近な現象について、心理学の概念と関連付けて説明することができる。
社会ないし小規模なコミュニティで生じた問題を解決するため、心理学の知見を利用できる。
「心理学は何の役に立つか」という問いに対して、自身の信念・関心に応じた回答を用意できる。

授業のながれ
オリエンテーション: 心理学とは何か?
心理学の前夜
心理学の黎明
発達心理学1: 自己の鼎立
社会心理学1: 自己の構築
発達心理学2: 自己の起源
中間試験
認知心理学1: 忘却曲線
認知心理学2: 記憶過程
性格心理学1: 性格と障害
性格心理学2: 血液型とユーモア
進化心理学1: 進化論と心理学
感情心理学1: 主観的経験
感情心理学2: 認知的原因
感情心理学3: 社会的構築

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1. スライドを用いた講義形式の授業です。授業資料は穴埋め式になっており、口頭での説明により内容が補足されます。また学生には毎回のリアクション・ペーパーを提出することが求められます。 2. 大教室で多人数が同時に受講します。そのため学生それぞれが少しずつマナーを破るだけで、最終的に授業が成り立たなくなります (例: 講師の声が聞こえない、資料が行き渡らない)。基本的に教室は図書館や映画館のようなマナーを求められる空間だと思ってください。 3. 授業は日本語で行われます。そのため留学生など日本語に不安がある方は、辞書の持参や、教室の前方に座るなど必要な対策を自主的に行ってください。なお授業中・授業後の質問は歓迎します。

事前事後 学習内容 時間数
事後 配布資料の復習 2

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  30%
 

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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