科目名 スクールソーシャルワーク実習指導

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 4 通年開講 野尻 紀恵

テーマ
学校現場でスクールソーシャルワークを学ぶための実習前学習、巡回指導、実習後学習による体験の意味づけ

科目のねらい
<キーワード>
実習計画書  実習記録
スーパービジョン  実習報告書
実習報告会

<内容の要約>
実習前には、SSW実習現場および、SSWが関わる組織等に関する知識、実習計画書の作成、実習記録の書き方を学ぶ。また、SSWと協働経験のある学校教員、SSW事業導入教育委員会担当者をゲスト講師に迎え、SSWの実践について学習する。巡回指導では巡回担当者よりスーパービジョンを受ける。実習後には、実習記録や実習体験を踏まえた課題の整理、実習報告書の作成、実習報告会を通して、学びを深める。

<学習目標>
スクールソーシャルワーク実習の意義を理解することができる。
学校現場等を知り、学校組織を体験的に学ぶことができる。
スクールソーシャルワーク実践における知識・技術について具体的に理解し、実践的な技術等を体得することができる。
事前指導・巡回指導・事後指導を通して教育現場において社会福祉士に求められる資質・技能・倫理観を習得することができる。
用意された現場ではなく社会福祉が展開される新しい現場に入るという意味を理解し、開拓の視点を深めることができる。

授業のながれ
スクールソーシャルワーク実習の意義
学校、教育委員会、市町村子ども相談体制、その他組織・資源について基本的な理解
学校、家庭、教員、保護者、子どもの支援に必要な知識・技術について確認・理解
現場見学または現場からのゲスト講師による講和
実習計画書の作成
実習記録の書き方
実習前個別面談
実習前オリエンテーション:実習先で必要な手続きと秘密保持等、注意事項の確認
実習(事例)の振り返りと検討
実習報告書の作成
実習報告会
実習後における自己の課題を整理
グループスーパービジョン
各グループからの報告:実習全体のまとめ
まとめ:スクールソーシャルワークの意義(福祉教育の視点を含めて)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・実習の際に必要とされる基本的マナーや、学校関係者とのコミュニケーションなどは、日頃の生活の中で意識しておく必要があります。
・実習指導では演習やグループワークへの積極的な参加が期待されます。

事前事後 学習内容 時間数
事前 スクールソーシャルワークの価値観、倫理について考察する 5
事前 日本の学校教育の仕組みについて調べる。 5
事前 子どもを取り巻く社会資源について調べる。 5
事前 子ども、家庭、学校に関する法律・制度を確認する。 5
事後 実習で得た課題を振り返り、文献等で復習する。 5
事後 グループワークで得られた課題を文献で深める。 5

本科目の関連科目
スクールソーシャルワーク論、スクールソーシャルワーク演習、スクールソーシャルワーク実習

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  50%
・毎回の授業におけるコメントペーパーの内容、課題の提出や発表内容、演習への参加態度など総合的に評価します。
・実習計画書・現場実習の実施・実習報告書や、実習報告会等の資料準備なども勘案します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2020 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。