科目名 子ども家庭支援の心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 山ア 康一郎

テーマ
子どもや家族の発達とそこに生じる様々な心理的問題について理解し、子どもと家族を包括的に支援できるようになる。

科目のねらい
<キーワード>
生涯発達  子育て支援
家族心理・家族療法  子ども虐待

<内容の要約>
子どもの育ちを支えるために、まず、子どもが生涯にわたってどのように発達していくのか、長期的な発達の視点を持てるようにします。また、子どもとその家族の役割や機能を理解し、離婚やDVといった家族に関わる問題を理解し、その対応について学修します。さらに、子どもの精神保健における課題として、特に子ども虐待とその影響について学修し、特別なニーズを有する子どもへの支援について学修します。

<学習目標>
生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得し、初期経験の重要性、発達課題について簡潔に説明できるようになる。
家族・家庭の意義や機能を理解するとともに、親子関係や家族関係について発達的な観点から理解し、子どもとその家族を包括的に捉え、支援方法を提示できるようになる。
子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題、その支援について簡潔に説明できるようになる。
子ども精神保健とその課題について理解する。

授業のながれ
オリエンテーション
生涯発達@乳幼児期の発達
生涯発達A学童期の発達
生涯発達B青年期から老年期にかけての発達
家族・家庭の理解@家族・家庭の意義と現代家族の理解(家族の特徴)
家族・家庭の理解A親子関係・家族関係の理解(離婚)
現代家族の理解B子育ての経験と親としての育ち(虐待)
子育て家庭に関する現状と課題@子育てを取り巻く社会的状況(恋愛、結婚、子育て)
子育て家庭に関する現状と課題Aライフコースと仕事・子育て(DV)
子育て家庭に関する現状と課題B多様な家庭とその理解(DV)
子育て家庭に関する現状と課題C特別な配慮を要する家庭
子どもの精神保健とその課題@子どもの生活・生活環境とその影響(虐待)
子どもの精神保健とその課題A子どもの心の健康に関わる問題(虐待の影響)
事例検討
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
体験的な学修を行いますので、積極的な参加が求められます。また、毎回の学習内容が、実践に活かせるように日常とのつながりをみつけながら学びを深めてください。

事前事後 学習内容 時間数
事後 授業内容の復習とともに、参考文献を用いて学びを深める。 20
事前 子育て家庭に関する課題に関心をもち、具体的な課題について考察して授業に臨む。 10

本科目の関連科目
発達心理学 臨床心理学 保育の心理学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内)
授業内でのレポート・課題等 100%
その他 
授業内での課題や成績評価のポイントについて初回の授業で提示します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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