科目名 臨床心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 山ア 康一郎

テーマ
特に子どもに関わる心理的問題について、それを理解するための理論、アセスメント、支援方法について学修していく。

科目のねらい
<キーワード>
子ども虐待  心理療法
心理的アセスメント

<内容の要約>
臨床心理学は、何らかの心の問題を抱えた人やその周囲の人たちを理解し援助する方法を研究・実践する心理学の一分野です。その視点は社会福祉の分野とも密接なかかわりがありますし、私たち自身の心のありようを捉えていくうえでも大いに役立ちます。本講義では、臨床心理学の成り立ち、心理臨床面接の特徴、臨床心理学の対象、代表的な心理療法、心理的アセスメントについて学修します。授業においては体験的な学習や事例を提示しながら実践的に学んでいきます。これらを通して、社会福祉分野においても活かすことのできるような臨床心理学的視点を身につけることを、本講義の目的とします。

<学習目標>
臨床心理学の視点から事象を捉え、心理的困難を見立て、心理学的支援を行う過程について説明することができる。
心理臨床における基礎的な姿勢や視点について修得し簡潔に説明できる。
生物‐心理‐社会の視点から対象者の困難を捉え、必要とされる支援について総合的に見立てることができる。
代表的な心理療法の理論や技法について説明することができる。

授業のながれ
臨床心理学の成り立ち:臨床心理学の歴史的経緯や諸理論の発展についての概観
心理臨床面接の基礎T:臨床心理面接における治療構造
心理臨床面接の基礎U:臨床心理面接の治療構造と他職種との連携
心理臨床査定
心理臨床の対象T 人格障害、神経症、統合失調症、アディクション
心理臨床面接T:精神分析学の理論
心理臨床面接U:精神力動アプローチ@
心理臨床面接V:精神力動アプローチA
心理臨床の対象U:子ども虐待
心理臨床の対象V:心的外傷およびストレス因関連障害群
心理臨床面接W:行動主義、新行動主義の理論
心理臨床面接X:認知行動アプローチ
心理臨床面接Y:人間性アプローチ
子どもの心理療法・遊戯療法
トラウマの治療

準備学習の内容・学ぶ上での注意
体験的な学修を重視しますので、積極的な参加が求められます。また、体験的な学習においてはある程度の自己開示が求められることがあります。

事前事後 学習内容 時間数
事後 臨床心理学の諸理論、心理臨床面接方法、心理臨床の対象について関連する書籍を用いて理解を深めてください。特に授業後に関連する項目について復習してください。 15
事前 子ども虐待について事前に調べ、授業の中で理解を深めるようにしてください。 10

本科目の関連科目
発達心理学 心理学
保育課程においては、保育の心理学 子ども家庭支援の心理学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
評価の要点のみ初回授業にてお知らせします

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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