科目名 福祉NPO論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 菊池 遼

テーマ
福祉NPOの理論的枠組を理解し、福祉NPOの役割・意義・課題を考える

科目のねらい
<キーワード>
非営利組織  市民社会・市民参加
地域福祉  NPO・NGO
ボランティア

<内容の要約>
 NPOと聞くとどんな組織を思い浮かべるだろうか。NPOとはNon-profit Organizationの略であり「非営利組織」と訳される。ここでいう「非営利」とは何を指すのかもイメージしにくいものではないだろうか。営利を目的としないならば、どのように組織を維持しているのか疑問に持つ人も多いだろう。
 特定非営利活動促進法(NPO法)が施行されてから20年が経ち、全国には約5万のNPO法人が存在している。このうちNPO法人の活動分野で「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」を行なっているNPO法人は約3万にのぼっている。つまり、数字上から見ればNPO法人のうち6割は福祉に関する活動をしていることになる。しかしながら、NPO法人が具体的にどのような福祉活動をしているのかも分かりにくいところがある。 以上のような疑問を解決するため、本講義ではNPOの理論的枠組や成立過程を知り、とりわけ福祉の活動をするNPOに焦点を当て、どのような活動をしているのか、どのような役割・意義・課題を持つのかについて考えていく。

<学習目標>
福祉NPOに関する理論と実践を知り、良き市民として自発的な行動ができる。
福祉NPOの社会における役割を捉え、政策提言できる。
福祉NPOの取り組みから地域課題を解決する手段を想像できる。

授業のながれ
NPOとは何か?法人から任意団体・地縁組織まで
福祉NPOの理論@NPOと何が違うか
福祉NPOの理論A役割や機能
福祉NPOの歴史
NPOの具体的な活動を知る
介護保険制度改革とNPO
地域福祉制度とNPO
福祉NPOの取り組み@少子化・高齢化
福祉NPOの取り組みA貧困問題
福祉NPOの取り組みBノーマライゼーション
福祉NPOの取り組みC過疎地域活性化
市民参加
アドボカシー
ソーシャルキャピタル
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この授業では板書と資料による授業を展開しますので、ノートをご持参ください。授業の最後には毎回ワークシートの提出を求めます。きちんと授業の内容を踏まえないと回答できませんし、黒板に書かれた内容のみではなく、教員の発言で大切なところは自らノートを取ってください。授業中に分からないことがあればスマートフォンを使用して調べることについて、私の授業に限っては認めています。しかしながら、インターネットに記載されている内容については限りがありますので、講義の復習や期末レポート試験の執筆については、書籍や論文を読むことを推奨します。
障害のある学生については合理的な配慮をいたしますので、初回の授業で申し出てください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業テーマの自主学習 14
事前 毎回の授業の復習 14
事後 期末レポートの執筆 6

本科目の関連科目
ボランティア論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  0%
 

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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