科目名 スポーツメディア論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 亀関 開

テーマ
スポーツとは何か、メディアとは何か、その歴史を踏まえる。スポーツの動向を「活字」「映像」でスポーツメディアがどのようにとらえてきたのか。過去・現在と同時に未来を読み解ける能力の一助にする。身体的ハンディキャップのある方は事前にお知らせください

科目のねらい
<キーワード>
「スポーツとは?」
  「メディアとは?」

「メディアスポーツ」
  「教育・普及活動」


<内容の要約>
「スポーツ」といっても、一体我々はどれくらいの種目を知っているのか?ここ数年でも、「壁のぼり」が「スポーツクライミング」(ボルダリングなど)としてが登場し、この後は、ゲームの「eスポーツ」やフランス生まれの「パルクール」が”ニュースポーツ”として登場してきます。メディアも「新聞」「ラジオ」「テレビ」の時代から「ネット」が登場してきました。これらの発展・変遷過程を知り、現状を分析し、未来を見ていく。そしてスポーツ界最大のイベントである「オリンピック」の放送を中心にスポーツ界の変革をとらえる。さらにメディアが今後チェックをしていくべき問題を考える。


<学習目標>
「スポーツ」や「メディア」にどんなものがあるかを理解することができる。
「新聞」「ラジオ」「テレビ」「通信社」の歴史を知ることができる。
「オリンピック」「高校野球」「箱根駅伝」のを例に、スポーツの「事業化」「メディアスポーツ化」を知ることができる。

授業のながれ
この講座では、「スポーツとは?」「メディアとは?」を考えることから始め、「新聞」「ラジオ」「テレビ」の歴史を知る。”放送法”上、「スポーツ」は”娯楽番組”である。
「活字メディア」を考える。その中心である「新聞」の歴史を知り、新聞の制作過程を覗くと、その”強み”と”弱み”が判る。グーテンベルクの印刷機発明とデジタル印刷の2大革命。
スポーツ紙の登場。日本のスポーツ新聞第1号は「日刊スポーツ」。スポーツが”社会問題化”すると一般紙”社会部”が登場。写真を多用した雑誌や、ジャンル別「週刊誌」の登場。写真の「Aflo」とは。
「電波メディア」の初めは「ラジオ」。アメリカで一つの新聞広告がきっかけとなり、”大統領選挙速報”で注目。日本は1925年「(社)日本放送協会」設立、はや「中等野球」の経過放送。民放は1951年開始。
「テレビ」の歴史。後発のテレビが急激に発展。高柳健次郎が受像機に「イ」の字を映し出す。1953年2月NHK・8月NTV放送開始。野球をはじめ各種スポーツを放送、”百聞は一見に如かず”を実現。
「宇宙中継」の始まりは”ケネディ大統領暗殺”のニュースから!「BS」「CS]「ケーブルTV」の登場で、「スポーツ専門チャンネル」も現れ、スポーツ放送の軸がシフト。、
「通信社」の誕生とその役割。世界の通信社と日本の通信社。
「インターネット」の登場。いつでも・どこでも・時間を問わず、手元の携帯端末・PCに情報が入り、逆に、視聴者からの「映像提供」が増加。
スポーツの祭典「オリンピック」放送を考える。ストックホルムの「実感放送」。ベルリンの「前畑ガンバレ!」、と前回の東京の”開・閉会式”。商業主義でオリンピックが肥大化。
「パラリンピック」を考える。
102年続く「夏の高校野球」と92回の「春の選抜野球」は「朝日」と「毎日」の主催。「高校サッカー」は読売、「高校ラグビー」は毎日、「春高バレー」はフジサンケイ。主催社はは大きく、他社は小さく報道。
関東ローカルの「箱根駅伝」は正月の風物詩。テレビ東京が”一部生中継”でスタート。NTVが”全区間生中継”に成功。
暴力・パワハラ・ドーピング問題減らず。メディアはこれに立ち向かい、、アスリート・指導者の教育や、セカンドキャリアに力を入れるべき。マイナー競技に光を当て、普及活動に尽力を。
第8回〜第13回講義の振り返りと、補足
「まとめ」「これまでの確認」

準備学習の内容・学ぶ上での注意
身体にハンディキャップのある方、早退希望者は、事前にお知らせください。すべて口述講義です。(レジュメは毎回用意) 携帯電話・タブレット・PC等の携帯端末は使用可。「新聞」「ラジオ」「テレビ」「インターネット」による報道をチェックし、「メディア」が発する「情報」や「批評」や「判断」に興味や関心を持ち、それらを鵜呑みにしないこと。それに対する個人的な「自分はこう思う」という意見を持つことが大切。その意見を「メモ」にして残しておくとよい。

(成績評価に関する注意事項)
●達筆でなくてよい、相手が読みやすい文字を書くこと。その巧拙は採点には
無関係。(わからない漢字はスマホなどの「辞書機能」を使ってください)
●「代返」ならぬ「代書」は“カンニング行為”とみなします。
●毎回の『ミニレポート』は、@「今回の講義で学んだこと」(主観不要・事実
のみ)。A「それについての自分の意見」を、それぞれ15行以上でまとめる。
《行不足は減点対象》
●@A各「5点」、1回の講義で「10点満点」。14回「140点満点」を『評価点』
の40%に換算する。
●最終の『まとめレポート』は、@「前期の講義で学んだこと」(主観不用・事
実のみ)をまとめる。(30点満点)A「それについての自分の意見」(30点満
点)。それぞれ15行以上にまとめる。《行不足は原点対象》
●『評価点』は、『毎回のレポート』(40%)・『まとめのレポート』(60%)で
 評価する。
●「出欠のバランス」を考え、『欠席1回につき、評価点から2点減点とする』。
 Ex:「評価点65の場合」3回の欠席で「59点」となり「D評価」となる。

事前事後 学習内容 時間数
事前 「授業の流れ」に表記した次回講義の内容について1時間ほど。 1
事後 今回講義についてのメモを「清書」して1時間ほどでまとめてください。 1

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 100%
その他  0%
毎回の『ミニレポート』40%、最終回の『まとめレポート』60%とする。
詳細は上記の学ぶ上での注意事項を参照のこと。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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