科目名 スポーツ人類学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 吉田 文久

テーマ
人類が長い歴を経て受け継ぎ伝えてきた伝統スポーツからその社会や文化を捉え、今後のスポーツのあり方を展望する

科目のねらい
<キーワード>
伝統スポーツ  フィールドワーク
受け継ぎ伝える  文化変容
スポーツの主体者

<内容の要約>
まず、スポーツ人類学とは何を研究し、解明しようとする学問であるかを理解する。そして、授業者がこれまでフィールドワークを行い取り組んできた民俗フットボール研究をもとに、人々がどのようにスポーツを受け継ぎ伝えてきたのか、スポーツが地域や共同体を支える文化として位置づけられ、意味づけられてきたのかを学ぶ。その中では、人類学の重要なスポーツを描く研究方法であるフィールドワークの意味や内容、有効性などについても触れる。

<学習目標>
人間はスポーツにどのような意味を持たせ、受け継ぎ伝えてきたかを説明することができる。
スポーツが地域や共同体を支える重要な文化的行動のひとつであることを理解できる。
スポーツ人類学におけるフィールドワークの意味と内容について説明することができる。

授業のながれ
オリエンテーション(スポーツ人類学とは、スポーツ人類学の研究対象とは)
スポーツ人類学におけるフィールドワークの意味と内容
民俗スポーツと民族スポーツの違い
民俗フットボール研究とは
英国に残存する民俗フットボールの実態(スコットランド)
英国に残存する民俗フットボールの実態(イングランド)
民俗フットボールの存続と消滅
住民、地域・共同体にとって民俗フットボール存続の意味
民俗フットボールの変容T(近代化への抵抗)
民俗フットボールの変容U(近代化の受容)
スポーツの文明化の功罪
民俗フットボール研究の課題
スポーツの起源と伝播
スポーツの意味変容
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@テキストを使用する予定をしており、次の授業で扱う範囲を事前に一読しておくこと及び授業終了後に課題を出し、次回に提出するためにそれぞれ1時間程度費やす
A授業はグーループ学習を導入することを予定しており(受講者数によってその導入を判断)、ただ、講義を聴いていればいいという授業ではないことを了解して受講すること。各自でノートを作成し、提出を求めることを予め了解して受講すること
Bフィールドワークの模擬体験を実施する場合がある

事前事後 学習内容 時間数
事前 自分のスポーツ経験を振り返り、整理しておく 15
事後 自分の経験を整理したことで、それを今後にどのようにかすか考える 5

本科目の関連科目
「スポーツ史」、「スポーツ文化論」、「地域スポーツ論」、「スポーツフィールドワークT・U」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
毎時間書くミニレポート、授業ノートによって日常的な学習を問うことに40%、授業全体を通して学んだことを試験(最終授業内試験)で問うことに60%を割り当てて評価する。なお、欠席・遅刻については、獲得した点数から減点する。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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