科目名 総合演習T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 近藤 有希子

テーマ
聞き書きをとおして、自分と相手と社会について考える。

科目のねらい
<キーワード>
フィールドワーク  聞き書き
関係性  生活史
アフリカ

<内容の要約>
本ゼミでは、以下の二点について取り組みます。ひとつに、新聞や文献を読み込み、要約やレジュメ、レポートを作成する方法を学びます。つぎに、ひとの話をよく聞いて、書き取るなかで、ある一人の人物の煩雑な語りを社会的な文脈に位置づける能力を養います。会話とは、あくまでも一回性の出来事です。一人ひとりが聞くことのできる内容も異なれば、そこに正解も間違いもありません。その一方で、個別の会話はつねになんらかの社会的な文脈のなかで生起しています。その文脈を知るためにも、新聞や文献から得られる基本的な知識や読解力は必要となります。最終的には、これらの能力を総動員して、各自でテーマを決めて調査をおこないます。その際、担当教員が専門領域としている「アフリカ」や「戦争と平和」などに関する話題も参考にしながら、自分なりのフィールドワークの仕方を考えてみましょう。

<学習目標>
ひとの話をいつでも興味をもって聞くことができる。
聞き取った内容を社会的な文脈に位置づけることができる。
新聞や文献を批判的に読解し、総合的に分析することができる。
自分がおこなうフィールドワークを具体的に構想することができる。

授業のながれ
オリエンテーション
身近なひとにじっくり聞き取りをする@
身近なひとにじっくり聞き取りをするA
身近なひとにじっくり聞き取りをするB
身近なひとにじっくり聞き取りをするC
批判的な読解とレジュメの作成@
批判的な読解とレジュメの作成A
批判的な読解とレジュメの作成B
批判的な読解とレジュメの作成C
各自でテーマを決めて調べる@
各自でテーマを決めて調べるA
各自でテーマを決めて調べるB
各自でテーマを決めて調べるC
全体での共有
全体のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日頃から新聞や書籍等、文字を読む習慣をつけましょう。また、教員から提供される知識をただ受け取るだけではなく、みずから積極的に外に出かけて、何事もよく観察し、興味をもってひとの話を聞くという姿勢を求めます。そこで得た気づきからさらなる問いを発見し、その問いを深める作業をともにおこないたいと思います。

事前事後 学習内容 時間数
事前 身近なひとを対象にした聞き書きの実施 5
事前 新聞記事や文献の読み込みとレジュメの作成 15
事後 レポートの執筆、調査研究活動計画書の作成 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  40%
分担された作業の事前調査状況、授業時のプレゼンテーションを平常時の取組点として評価します。聞き手となる際の、傾聴・質疑への参加の状況も加味します。これら平常点と、学習成果をまとめる最終レポートの評価から最終的な成績をつけます。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



(C) Copyright 2020 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。