科目名 生徒・進路指導論B

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 藤井 啓之

テーマ
生活指導と進路指導のあり方について、戦前の我が国におけるその概念の誕生から今日までの展開を学ぶなかで、生活指導の思想と実践の本質をつかみ取ることを通して、現代における生活指導・進路指導の方法を習得する。

科目のねらい
<キーワード>
生活者としての子ども  生活指導と生徒指導
集団づくり  いじめと暴力
進路指導とキャリア教育

<内容の要約>
戦前からの歴史をもつ生活指導と戦後導入された生徒指導との区別をしながら、子どもを管理・統制の対象としてではなく、権利を持つ生活者と捉え、その観点から、現在の子どもがおかれている社会と学校の状況を捉え直し、そこから、いじめ・暴力などへの指導のあり方を考察するとともに、地域や将来の進路にひらかれた生活指導のあり方を具体的教育実践を参考にしながら、学んでいく。

<学習目標>
戦前の生活指導の歴史について概説できる。
戦後の生活指導の歴史について概説できる。
子どもを生活者として捉える立場から現代の子どもの諸問題を捉える事が出来る。
生活指導と進路指導の方法について説明できる。
生活指導の基本概念を駆使して実践記録が分析できる。

授業のながれ
生活指導の原理
生活指導の源流―戦前の生活指導
生活指導の展開―戦後の生活指導
子どもの権利条約と生活指導
子どもを理解するということ
現代の子どもの生活と生きづらさ
いじめ・暴力問題に取り組む
特別なニーズのある子どもと生活指導
子ども集団づくりの理論と方法
学びと生活指導
進路指導・キャリア教育と生活指導
学校づくりと生活指導
実践記録を読む(子どもの荒れ・暴力と取り組む)
実践記録を読む(子どもの未来に取り組む)
全体のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
*毎回の授業で課題を提示し、次の授業で確認します。
*教科書の該当範囲を必ず読んでから授業に出席すること。
*教科書のわからない用語等は事前に調べてくること。
*授業で配布する実践記録は必ず次回までに自宅で読んで、所定の用紙に、意見や感想を記述して持参してくること。
*本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。


事前事後 学習内容 時間数
事後 単元が終わったところの教科書を読む 20
事後 授業の感想をアップする 5

本科目の関連科目
特別活動方法論B

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  20%
*毎回の授業で記入するコメント用紙ですぐれたものにはボーナス加点がある(最大20ポイント)。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>山本敏郎・藤井啓之・高橋英児・福田敦志 <テキスト名>新しい時代の生活指導 <出版社>有斐閣



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