科目名 くらしと経済U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 近藤 有希子

テーマ
身近な事象から、経済の仕組みと世界の出来事とのかかわりを理解し、「賢い市民」となることを目指す。

科目のねらい
<キーワード>
近代化  都市‐地方関係
社会運動  公共事業

<内容の要約>
「くらしと経済T」では、現代日本の労働環境や家族関係、食と農を中心に、日常を構成するさまざまな事象をとりあげて、その背景にある経済の仕組みや社会の構造、および歴史的な変化について学びました。本講義ではそれらに加えて、みずからの生活が世界の多くの出来事と密接につながっていることへの理解を深めます。とくに、戦後の原子力関連産業や基地関連産業と切り離しがたく構成されてきた、わたしたちの暮らしのあり方に焦点をあてて、強大な力や経済の動きによってときに分断される社会のなかで、いかにともに生きていくことができるのかを考えます。それは万人の福祉を考えるうえで不可欠であり、またみずからの現在の生き方や暮らしそのものを問い返す作業にもつながります。

<学習目標>
自分の生活と社会・経済とのかかわり、および世界の出来事との関係を理解することができる。
各々の現在の暮らしや生き方について、捉えなおすことができる。
社会のなかで、みずからの取るべき選択を具体的に思考し、行動に移すことができる。

授業のながれ
オリエンテーション
原発と原爆の仕組み
マーシャル諸島の歴史と核実験
第五福竜丸と反核運動
原子力の平和利用?
原子力関連施設のある暮らし:青森県六ケ所村
日本の原発輸出
まとめ
沖縄の社会と文化
沖縄戦を知る
沖縄と「日本」の関係
ロールプレイ:基地はどこへ?
基地とともに生きる@:「選択」の難しさ
基地とともに生きるA:新しい経済の動き
全体のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日頃から、社会や経済、そして世界で起こっている出来事に関する報道に関心をもち、積極的に情報収集をおこなってください。必要に応じて、参考文献や資料を紹介します。映像を視聴する際には、メモをとりながら観るようにしてください。

事前事後 学習内容 時間数
事後 授業でとりあげる世界の紛争や対立、貧困、環境問題などの事柄について、毎日のニュースで情報収集をおこなう。 15

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  0%
 

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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