科目名 心理アセスメント演習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 後期開講 土井 裕貴、小松原 智子

テーマ
臨床心理学の実践活動の中心のひとつである心理アセスメントについて、心理検査の実施を通して、臨床心理学的心理アセスメントの実際について体験的に理解する。

科目のねらい
<キーワード>
心理アセスメント  投映法心理検査
知能検査  テストバッテリー

<内容の要約>
本演習では、臨床心理学の実践活動の中心のひとつをなす心理アセスメントについて、実習を交えて学習する。具体的には、小グループを組んで心理検査を実施したり、集団で心理検査を体験し、各々体験した検査ごとに、レポートを作成する。さらに架空の事例の検査結果についてレポートを作成し、グループでディスカッションを行う。(NPOで療育・支援計画業務の経験を持つ教員が、心理アセスメントの実践に関する演習をおこなう)

<学習目標>
心理アセスメントについての目的や意義、および基礎的な心理検査法に関する知識を理解することができる。
心理検査の実施と結果の整理およびその分析を通して、被験者のパーソナリティの全体像や、被験者のもつ具体的な問題や課題を適切にとらえることができる。
アセスメントの結果を報告書に適切にまとめることができる。

授業のながれ
オリエンテーション 授業の進め方・心理アセスメントの目的
個別式知能検査(WISC-W)の理解と実施方法
個別式知能検査(WISC-W)の実施体験@(検査者役割あるいは被検者役割)
個別式知能検査(WISC-W)の実施体験A(役割を交代/レポート)
個別式知能検査(WISC-W)の結果の整理
個別式知能検査(WISC-W)の結果の解釈(架空事例の検査結果をもとにレポートを作成し、発表の準備をしておく)
投映法とは
投映法(SCTなど)の実施方法と体験@(被験者役割/レポート)
投映法(バウムテストなど)の実施方法と体験A(被験者役割/レポート)
投映法(PFスタディなど)の実施方法と体験B(被験者役割/レポート)
投映法の解釈の仕方
検査報告書の記述とテストバッテリー(架空事例の検査結果をもとにレポートを作成し、発表の準備をしておく)
検査報告書の検討と発表@WISC-W
検査報告書の検討と発表A投映法
まとめと振り返り(授業内最終レポート)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
各心理検査については、授業内で指定された文献以外にも、各自広く文献にあたり、理解を深めること。検査報告書を書く際には、いくつかの文献を参考にして、各検査の解釈を練り、報告書の書き方についても、十分な自主学習をすること。

事前事後 学習内容 時間数
事後 各心理検査については、授業内で指定された文献以外にも、各自広く文献にあたり、理解を深めること。 15
事前 検査報告書を書く際には、いくつかの文献を参考にして、各検査の解釈を練り、報告書の書き方についても、十分な自主学習をすること。 15

本科目の関連科目
心理学関連の科目すべて。とりわけ、心理学実験・実習、臨床心理学T・U、精神医学T・U、など。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 80%
その他(授業への取り組み姿勢や参与度等) 20%
評価は、演習内で課される課題レポートと最終レポートの提出と内容、授業態度や参与度等を総合的に判定する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2020 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。