科目名 子ども発達学専門演習T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 3 通年開講 板垣 賢二

テーマ
子ども達が求める楽しい授業作り  〜楽しく質の高い算数の授業とは〜

科目のねらい
<キーワード>
算数・数学教育  楽しい授業、楽しい学校
教材研究  教具・ゲーム・実験・紙芝居

<内容の要約>
教材研究 算数の教材をその学問的価値や系統性や発展性から幅広く比較検討し研究します。
教材開発 教材研究をもとに教具や実験、活動、ゲーム、物語(紙芝居など)を共同開発します。
授業化 子ども達が思わず考えたくなり話し合いたくなるような授業展開を考えます。
教材論・授業論を深め「子どもたちが求める楽しい授業」を作るための仮説を持ち、卒業論文にします。


<学習目標>
すべての子ども達の人間性を豊かに育み、算数数学を社会や自然を合理的に論理的にとらえ、創造的に変革する力をつけるものとして考え、具体的な授業作りに取り組むことができる。
できるだけ広く授業記録や文献を読み、実際の授業を参観しゼミで論議することで、自分の問題意識をもち学びを深め、仮説を立てることができる。
協働による研究を進めることで、的確な批判力を身に着け、また批判を受け入れ自己を高めようという意欲を持つことができる。

授業のながれ
オリエンテーション「序章」
遠山啓を読む@「量」
遠山啓を読むA
遠山啓を読むB
教材研究から授業へ ミニ発表@(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表A(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表B(授業実践を読む)
遠山啓を読む@「数」
遠山啓を読むA
遠山啓を読むB
教材研究から授業へ ミニ発表@(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表A(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表B(授業実践を読む)
前期のまとめ
研究大会への事前学習
大会の報告レポート@
大会の報告レポートA
遠山啓を読む@「変数と関数」
遠山啓を読むA「変数と関数」
遠山啓を読むB「変数と関数」
教材研究から授業へ ミニ発表@(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表A(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表B(授業実践を読む)
遠山啓を読む@「授業とシェーマと教具」
遠山啓を読むA「授業とシェーマと教具」
遠山啓を読むB「授業とシェーマと教具」
教材研究から授業へ ミニ発表@(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表A(授業実践を読む)
教材研究から授業へ ミニ発表B(授業実践を読む)
卒論仮説構想交流会

準備学習の内容・学ぶ上での注意
僕は現場の小学校教員(実践家)でしたので、広く先行研究を熟知し仮説を立て様々な実践や事例を分析するという意味での「研究者」ではありませんでした。しかしみなさんには、これからの2年間、しっかり「研究者」になって欲しいと思います。研究に没頭できる時間は、そうあるものではありません。僕もこのゼミを通して様々な論説や実践に出会い、自分の実践を検証しようと目論んでいます。ですから、このゼミに僕も共に学ぶ姿勢で臨むつもりです。僕自身の実践や理論の紹介はもちろんしますが、それを契機とし、また検証の対象としながら、みなさん自身が研究を深めるというスタンスを取っていただきたいと思います。

事前事後 学習内容 時間数
事前 文献レポート準備 15
事前 ミニ発表会準備 15
事後 大会への参加 15
事後 卒論仮説設定準備 5

本科目の関連科目
「算数科研究」「算数科指導法」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内)
授業内でのレポート・課題等 100%
その他 
 

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>遠山啓 <テキスト名>数学の学び方・教え方 <出版社>岩波書店
<著者>銀林浩・榊忠男・小沢健一編 <テキスト名>遠山啓エッセンス <出版社>日本評論社



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