科目名 政治学・国際政治学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 川田 稔

テーマ
国際政治の見方──日本からの視点

科目のねらい
<キーワード>
国際政治と日本  第2次世界大戦
1920年代の国際政治

<内容の要約>
 国際政治の見方を身につけるための授業です。同時に政治学概論よりも深いレベルでの政治学の知識にも論及します。
 現代の国際政治は、複雑で、かつ急速に変化しています。しかも現代の国際政治を動かしているものが何なのかは、なかなか分かりません。しかも世界が比較的平穏な時期と、激動の時代とでは、全くさまがわりします。
 そこで、まず、現代とよく似ているとされる1920年代の比較的平穏な時期の国際政治の動きを、次に、激動の時代だった第2次世界大戦期の国際政治を、日本を中心にみていきたいと思います。また、そのことを通して政治学の基礎知識を広げていきます。
 それによって、国際政治を理解する基本的な見方を身につけていってもらいたいと思っています。
 なお、本講義は、質疑応答を中心とするディスカッション方式でおこなう。

<学習目標>
国際政治というものがどのような要因で動いているか理解し、それを大まかに説明できるようになる。子たつDPE
日本をめぐる国際政治を歴史的に理解する。子たつDPE
平穏な時期の国際政治を、1920年代を例に概略的に説明できる。子たつDPE
激動期の国際政治を、第2次世界大戦期を例に概略的に説明できる。子たつDPE

授業のながれ
国際政治とは
国際政治と日本
1920年代の日本と国際政治@国際連盟と戦争違法化
1920年代の日本と国際政治A不戦条約と戦争放棄
1920年代の日本と国際政治B世界軍縮
第2次世界大戦期の日本と国際政治@独ソ不可侵条約と第2次大戦の始まり
第2次世界大戦期の日本と国際政治A日本の対応
第2次世界大戦期の日本と国際政治Bナチス・ドイツの進撃と日本
第2次世界大戦期の日本と国際政治B日独伊三国同盟
第2次世界大戦期の日本と国際政治C日ソ中立条約の締結
第2次世界大戦期の日本と国際政治D独ソ戦の開始
第2次世界大戦期の日本と国際政治E日本とアメリカの対立と交渉
第2次世界大戦期の日本と国際政治F日米開戦から敗戦へ
国際政治の歴史と現代の国際関係
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
できるだけテレビのニュース番組や新聞をみるようにして下さい。
テキストは毎回使用しますので、必ず事前に手に入れ、通読しておいて下さい。
毎回学生証で出欠を取りますので、初回から学生証を忘れないように。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料の準備と資料内容についての予習 15
事後 毎時間の講義の復習 15
事後 課題図書の購読と課題レポートの作成 20

本科目の関連科目
政治学概論、政治学特論A、政治学特論B

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  40%
期末試験の成績および平常点で評価する。
平常点は主に授業参加度(ディスカッションへの参加)による。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
<著者>川田稔 <テキスト名>昭和陸軍全史 第3巻 <出版社>講談社現代新書



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