科目名 医療情報システム論U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 鈴木 康雄、今関 信夫

テーマ
医療情報技術の実際的な知識を習得する

科目のねらい
<キーワード>
医療情報  診療情報 
業務システム

<内容の要約>
医療情報は単に診察・治療といった医療の中心的な場面での利用にとどまらず、社会的貢献から医学研究までその影響が広い範囲に及ぶ。そのため、医療という実際的な業務の中での情報の扱いを知ることは、情報の意味を知ることと同時に情報の重要性も知ることになる。また病院では、多彩な種類の情報を扱い、なおかつ膨大な量の情報を保有しているため、これまで学んできたあるいは学ぶであろう情報処理技術の多くが実践される典型的な場ともなっている。したがって医療情報システムの実際的な知識を得ることは、情報処理技術応用のための集大成でもある。さらに、本講義では、生の情報を扱っている講師による、現実の情報処理応用であるため、机上の学問ではない実際的な知識が得られます。情報システムとしては、規模の小さなシステムから大規模システムまで、さらにそれらを縦断的に扱うことで、変容していく情報の流れが理解できるよう、授業の内容をプログラムしてあります。

<学習目標>
1.医療情報システムの概念を理解し、説明できる。
2.医療と医療情報の関係を理解し、説明できる。
3.情報システムが医療の現場でどのように使われているか、説明できる。

授業のながれ
医療情報システムの概略(鈴木)
医療情報システムの特性(鈴木)
医療情報の取り扱い(鈴木)
課題製作(鈴木)
病院情報システムの運用(紹介)(今関)
医療保障制度と情報システム(今関)
医療情報管理(今関)
医療情報と災害1(東日本大震災の医療派遣から)(今関)
医療情報 と災害2(災害時の医療ネットワーク)(今関)
医療に関わる診療記録と臨床データベース(今関)
医療に関わる診療記録と臨床データベース(今関)
病院の果たすべき役割と医療情報(今関)
部門(リハビリテーション科)システムの実習(鈴木)
医療情報システム開発の実際-ゲスト講師に医療情報システム開発会社を予定(鈴木)
まとめと整理(鈴木)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本講義は現に病院で医療情報を扱っている方の講義が多いことから、情報処理技術が業務(仕事)上どのように役立っているかに注意を払い、講師の豊富な経験を引き出すような質問・議論を期待します。

事前事後 学習内容 時間数
事後 課題の作成 2

本科目の関連科目
医療情報システム論Tの習得は望ましいが、本講義は情報処理系・医療系の総合学習的な内容になっているので、医療情報システム論Tの受講経験がなくとも受講は可である。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
講義中の課題・試験で評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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