科目名 社会調査概論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 新城 優子

テーマ
社会調査の意義と諸類型に関する基本的事項を解説する

科目のねらい
<キーワード>
社会調査史  社会調査の目的
調査倫理  調査の種類と実例
量的調査と質的調査

<内容の要約>
社会学的な調査分析を行うには、大きく分けて2つの方法があります。まず1つめが、質的調査法です。つまり社会を「虫の目」になって分析する方法と言い換えてもよいでしょう(例えば「インタビュー法」)。もう一つの方法が,量的調査法、つまり社会を「鳥の目」になって分析する方法です(例えば「質問紙調査法」)。本授業では、社会調査の基礎理論について概説するとともに、これら2つの調査法それぞれについて、最新のデータを用いて具体的な事例分析を紹介する予定です。

<学習目標>
社会調査の目的と意義について説明できる。
質的調査法の原理と方法について説明できる。
量的調査法における原理と方法について説明できる。
社会調査の倫理について理解し、説明できる。

授業のながれ
オリエンテーション:シラバスの説明、社会学的思考
社会調査とは何か:目的と意義
社会調査の歴史
虫の目と鳥の目:質的調査と量的調査
社会学における理論と調査:仮説の設定と経験的検証
データの収集:基礎資料・既存データの収集
ドキュメント調査法
質的調査法:事例紹介@フィールドワーク
質的調査法:事例紹介A生活史(ライフヒストリ)法
量的調査法:調査目的・調査対象・調査単位
量的調査法:事例紹介@度数分布
量的調査法:事例紹介A多変量解析
複合調査:事例紹介
社会調査における倫理
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日常生活の中で、新聞、雑誌、テレビ、インターネットなどで公表されている調査データを見かけたら、講義の内容を思い出して調査の方法や結果などを詳しく見て、調査データを見極める力を身につけてください。本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料を印刷し、講義内容の全体像を把握しておく 7
事後 各回講義終了時に提示される内容について、nfu.jpの所定の欄に回答を提出する 8
事後 数回課す課題に取り組む 7
事後 期末試験のために講義内容を振り返る 8

本科目の関連科目
社会学、社会調査法T、統計学T、統計学U、社会調査法U、地域研究

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 45%
授業内でのレポート・課題等 55%
その他  0%
数回の宿題と授業内での小テスト、および期末試験で評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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