統計学Ⅱ

科目名	統計学Ⅱ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	前期開講	中野　諭

テーマ

社会調査に必要な統計学の基礎知識を習得する

科目のねらい

＜キーワード＞
確率　　分布
仮説検定　　相関
回帰分析

＜内容の要約＞
統計学Ⅱでは、社会調査に必要な統計データの特徴をとらえたり、分析したりするための統計学の基礎知識を学習する。統計学Ⅰで学んだ記述統計量の復習をした上で、確率論の基礎や推定・検定の方法を学習する。また、統計学Ⅰで学んだ相関係数の復習を踏まえて、因果関係の基本的な検証方法としての回帰分析の基礎を習得することを目標とする。

＜学習目標＞
社会調査に必要な基礎的な統計理論や分析手法を説明できる
仮説検定で仮説を検証できる
回帰分析で仮説を検証する方法を説明できる

授業のながれ

イントロダクション
基本的な記述統計量の復習
確率論の基礎：分布の概念と様々な分布、大数の法則と中心極限定理
仮説検定の必要性：母集団、標本、母数および誤差、仮説の立て方
仮説検定1：平均値の差の検定
仮説検定2：比率の差の検定
仮説検定3：独立性の検定
仮説検定の復習
散布図と相関係数の復習
偏相関係数、相関関係と擬似相関の復習
単回帰分析1：相関関係と因果関係
単回帰分析2：t検定や決定係数
重回帰分析：ダミー変数
回帰分析における注意点：多重共線性や分散の動き
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

事前に統計学Ⅰの単位を取得していること。平方根（√）の計算が可能な電卓を用意すること。統計学の手法は反復練習と復習によって習得できるものであるため、講義の時間以外もレジュメを読んだり、電卓で計算してみたりするなど予習・復習をすることが望ましい（90分程度）。

事前事後	学習内容	時間数
事前	次回の講義の予習	30
事後	講義の復習	30
事後	宿題や課題の学習	30

本科目の関連科目

経済経営のための数学、統計学Ⅰ、社会調査概論、社会調査法Ⅰ・Ⅱ、地域研究

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	60％
授業内でのレポート・課題等	40％
その他	0％

課題の提出状況と定期試験の結果で成績を付ける。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）