科目名 法と社会(日本国憲法)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 日比 拓也

テーマ
社会の一員として法について考えるべきこと

科目のねらい
<キーワード>
憲法  基本的人権
民法  刑法
主権者

<内容の要約>
法は社会を観察するためのひとつのツールです。多くの人がさまざまな考えを持って共同生活をする以上、そこでは全員が共有すべき「ルール(法)」が必要になりますが、そこで考えなければならないのはに「どういうルール(法)をつくるべきか」です。
そこでこの講義では、各回ごとにテーマを定め、現在の日本社会とそこでの法関係を題材に、「本当にこういうルール(法)でいいのか」「本当にこういう社会でいいのか」を考えます。
日本国憲法の学習が中心になりますが、関連する民法や刑法などの他の法律も同時に扱います。

<学習目標>
法的なものの考え方を通して社会問題を考えることができる
法的なものの考え方を修得して、論理的・客観的な思考様式を身につけることができる
法的なものの考え方から自分自身を見つめなおし、自分の考えを持つことができる

授業のながれ
イントロダクション
憲法学の学び方
立憲主義1 「憲法」の定義
立憲主義2 日本と憲法
人権の基本1 人権の限界:「公共の福祉」
人権の基本2 アファーマティヴ・アクション:平等
人権1 政教分離:信教の自由/内心の自由
人権2 表現規制:表現の自由
人権3 経済活動の自由の限界:経済的自由
人権4 外国人参政権:参政権/外国人の人権
人権5 社会権:社会権
人権6 生存権の保障の範囲:生存権
人権7 教育権:学問の自由/教育を受ける権利
人権8 労働のルール:労働権
人権9 「新しい人権」:幸福追求権
人権10 人権の保障
統治の基本1 権力の分立と民主主義
統治1 象徴天皇制:天皇
統治2 「一票の格差」:国会/参政権
統治3 二院制:国会
統治4 議院内閣制:内閣
統治5 衆議院の解散権:内閣
統治6 違憲審査制:裁判所
統治7 裁判員制度:裁判所/適正手続
統治8 地方自治のあり方:地方自治
統治9 財政の限界:財政
平和主義1 九条解釈
平和主義2 自衛隊と日米安保と国連
立憲主義3 憲法改正の限界:憲法改正
まとめ 改めて「立憲主義」とは?

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義は配布するプリントを中心に行われます。
毎回の講義の際に、「予習ノート」と「復習ノート」のプリントを配布します。「予習ノート」には、次回の予告とともに事前学習のための文献も指示しますので、該当ページを読んできてください。また「予習ノート」は授業中に使用しますので、授業に持参してください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 予習文献の購読と「予習ノート」 45
事後 「復習ノート」 45

本科目の関連科目
法と人権/法律学/民法

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
講義期間中にレポートを課します。
最後の定期試験はレポートを提出してあることが受験の条件となります。
出欠席については学則に準じます。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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