科目名 看護学研究方法論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 3 前期開講 山口 桂子、岡田 由香、平田 弘美

テーマ
看護における研究の目的と意義、方法を理解し、研究の一般的なプロセスを学ぶ。具体的には、研究テーマを明確にし、研究計画を作成するための、文献検索・文献検討の方法、具体的な研究方法について学習し、研究を実施するための基礎的能力を身に付ける。

科目のねらい
<キーワード>
看護研究の目的と意義  研究テーマの明確化
文献検索・文献検討の方法  具体的な研究方法(量的・質的)

<内容の要約>
看護における研究の目的と意義、方法を理解し、研究の一般的なプロセスを学ぶ。具体的には、研究テーマを明確にし、研究計画を作成するための、文献検索・文献検討の方法、具体的な研究方法について学習し、研究を実施するための基礎的能力を身に付ける。また、量的研究および質的研究の特徴について理解する。

<学習目標>
看護研究の目的と意義について理解し、研究を行うための基礎的な知識を身につけるとともに、研究実施時の倫理的な配慮など、研究を行う者としての態度を身に付ける。
看護に関連するさまざまな疑問を、自らの研究テーマとして明確に文章化することができる。
研究テーマの明確化や研究デザインを決定するための文献検索や文献検討を実際に行うことができる。
様々な研究のデザインや具体的方法についての特徴を理解し、自らの研究テーマに対する適切な研究計画の立案・データ収集方法の選定ができる。
常に根拠を持った看護実践ができるように、生涯にわたり、自らの疑問を研究的視点からとらえて自己学習し、研究につなげられる姿勢を身につける。

授業のながれ
看護学研究の目的と意義、我が国における看護学研究の発展の歴史
研究過程の概観と、倫理的配慮などの研究を行う上で遵守すべきこと
文献検索・文献検討の具体的方法(1)
文献検索・文献検討の具体的方法(2)
文献検討をもとにした研究目的の焦点化、研究のオリジナリティの明確化
研究デザイン・具体的方法の種類と特徴(1)
研究デザイン・具体的方法の種類と特徴(2) 
データ収集と分析の方法(1) 量的記述的研究の場合
データ収集と分析の方法(2) 量的記述的研究の場合
データ収集と分析の方法(3) 実験研究(準実験研究)の場合
データ収集と分析の方法(4)  事例研究の場合
データ収集と分析の方法(5) 質的記述的研究の場合
データ収集と分析の方法(6) 質的記述的研究の場合 
データ収集と分析の方法(7) 文献研究の場合
研究のまとめ方、自らの研究計画書の作成

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・3年後期から始まる卒業研究の科目を受講するうえで必要な知識や技術を学ぶ科目であり、主体的な授業への参加を望みます。
・毎回の授業で行う内容についての予習・復習について、授業内で説明しますので、必ず学習してから授業に参加してください。
・授業内では、グループワークによる学習を行いますが、積極的に参加してください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 毎回の授業内容について講義推薦図書や他の参考書を購読し、前知識の予備学習を行う。 15
事前 興味あるテーマやトピックス等について情報収集し、また先行文献を見つけて購読し、自らの研究について具体的なイメージをもって授業に臨む。 10
事後 毎回使用した授業資料を読み直し、わからないことは自分で調べ、さらに教員や友人に質問する。 10
事後 演習を振り返り、自分の研究テーマに関する文献を購読し、授業内で提示される課題や授業終了後のレポート試験に取り組む。 15

本科目の関連科目
基礎ゼミナールT,基礎ゼミナールU,卒業研究T,卒業研究U

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
授業内で提示される課題および授業終了後のレポート試験によって評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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