科目名 臨床栄養学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 2 後期開講 太田 美穂

テーマ
“食べることは、いかなる環境においても生命維持には不可欠である。” 医療専門職として必要となる栄養の基礎的事項、臨床及び生活の場での食事の在り方、望ましい栄養摂取量の考え方などを学び、生活者及び看護者の視点で“食”について理解する。

科目のねらい
<キーワード>
栄養と栄養素  食事摂取基準
ライフステージ別の栄養  治療の一環としての食事
経管栄養法

<内容の要約>
 臨床栄養学を学ぶことは、対象者の病態や栄養状態を改善し、病気予防や治療、増悪・再発の防止など看護の一環として支援ができることを理解する。
 栄養素の主な働き、食物を摂取することによる消化・吸収、代謝等についての知識を習得し、ライフステージにおける必要な栄養素や臨床における食事療法の実際について学習する。

<学習目標>
臨床栄養学と看護の役割を説明することができる。
各栄養素の体内における役割と臨床的意義、食品成分表の見方、食事摂取基準の考え方とエネルギーの計算方法を説明することができる。
現在の日本における食生活の問題点、人生各期における望ましい食生活について説明することができる。
成分別栄養管理、治療の一環としての食事と各疾患への適応について説明ができる。
摂食・嚥下障害のある患者の安全な食事や経口摂取ができない患者の栄養管理について説明することができる。

授業のながれ
臨床栄養学の意義と管理  栄養とは
栄養アセスメント
食品の成分とエネルギー
国民健康・栄養調査  日本人の食事摂取基準(2020)
食文化  運動と栄養
人生各期における健康生活と栄養 乳幼児期、学童・青年期
人生各期における健康生活と栄養 成人期、妊娠・授乳期
人生各期における健康生活と栄養 高齢期
栄養成分別コントロール食  検査のための食事  治療による回復を促す食事
内分泌・代謝疾患の食事療法
循環器疾患・腎疾患の食事療法
消化器系疾患の食事療法
嚥下障害のある人のための食事
経口摂取できない患者のための栄養管理
食事指導の実際

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 日々の生活の中で食物・栄養に関する情報の収集に努める。
 1日分の食事記録を書いてみる。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義の内容に関連した項目について、教科書などを用いて予習する。 8
事後 講義の内容で興味・関心を持った事項について、関連ホームページなどで掘り下げてみる。 8

本科目の関連科目
 ほとんどの専門基礎科目、看護学実習

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
 授業の内容が十分理解できているかどうかを定期試験で評価する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>關戸啓子(編集) <テキスト名>ナーシング・グラフィカ 疾病の成り立ちC 臨床栄養学 <出版社>メディカ出版



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