科目名 ケアマネジメント演習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 宇佐美 千鶴

テーマ
ケアマネジメント技法における価値と知識を習得し、生活問題を抱える人々の尊厳を保持し、個人が持つ力を最大限高めるための支援技術を身につけることができる

科目のねらい
<キーワード>
他職種連携  コミュニケーション技術
アセスメント  プランニング
生活支援技術

<内容の要約>
ケアマネジメント技法を活用して、現代社会に生きる人々が抱える生活課題を社会環境との関わりの中で理解し、課題解決に向けた支援方法を考えることができる。生活課題を様々な角度から多面的に捉えることができるようアセスメント力を培い、また福祉情報を活用することにより、現実的かつ創造的な支援方法が提案できるようプランニング力を身につける。この過程を通して、支援者として求められるコミュニケーション力、特に伝える力・見据える力・共感する力・地域に貢献する力を磨く。
演習では、地域や福祉施設、産業界との連携・交流を通じた実践的事例などを積極的に取り入れ、支援対象者のストレングスを引き出し主体性を尊重する支援のあり方、またチーム支援や他職種連携に必要な視点と知識について学ぶ。具体的な事例を用いる際には、プライバシー保護に十分留意し、介護支援計画などを作成する。

<学習目標>
ケアマネジメント技法を活用して、現代社会に生きる人々が抱える生活課題を社会環境との関わりの中で理解し、課題解決に向けた支援方法を提案することができる
コミュニケーション技術、生活支援技術を習得できる
人間としての尊厳の保持と自立支援の観点を理解し、適切かつ安全に介護過程が展開できる能力を習得する
チーム支援や他職種連携ぶ必要な視点と知識について理解する
プライバシー保護に配慮し、支援に必要な福祉情報を活用する能力を習得できる

授業のながれ
オリエンテーションーケアマネジメント技法とは
インテーク−コミュニケーション技術を習得し、実践する
インテーク〜アセスメント−問いを立て、観察をして情報収集を行う
アセスメント−収集した情報を多面的に分析する
アセスメント−分析ツールを使って、視点と思考の偏りを理解する
アセスメント−対象者のストレングスを引き出し、自立を尊重するための生活支援技術を習得する
障碍者のケアマネジメント実践事例研究−人間として尊厳の保持と自立生活支援の観点から介護過程の意義と役割を理解する
高齢者のケアマネジメント実践事例研究−専門的な知識と技術の深化、総合化を図るとともに、自発的かつ創造的な学習態度を育てる
アセスメント〜プランニング−生活支援課題を抽出し、文章で表現する(グループワーク)
アセスメント〜プランニング−生活支援課題の優先順位を考える (グループワーク)
プランニング−プライバシー保護に留意しつつ、福祉情報を活用して支援計画を具体化する(グループワーク)
プランニング−各グループの支援計画をプレゼンテーションし、互いに評価し合う
サービス担当者会議−チーム支援や他職種連携に必要な知識と技術について学ぶ
介入・モニタリング・評価−ケア計画の予後予測し、人間として尊厳の保持と自立生活支援の観点から介護過程の意義と役割を理解する
ケアマネジメント技法についてのふり返り

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本演習では、実際の事例を扱い、自らコミュニケーション技術を習得し、とくにインテークからアセスメントの介護過程が展開できる能力と態度を育てる。人間として尊厳の保持と自立生活支援の観点から生活課題を導き、福祉情報を活用することにより、具体的な支援計画を立案する。
そのため、演習では積極的かつ主体的な参加態度のもと自らの考えを言語化できること、また、グループワークを通して他者と連携しながら専門的な知識と技術の深化、総合化を図ることを目指す。
「人間の尊厳の保持と自立生活支援」の観点から、創造的で多様な考え方があっていい。様々な視点と考えを幅広く受容する姿勢で臨んでほしい。
事前に推薦図書『図説ケアマネジメント 野中猛著』を読んでおくことを求める。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義前の文献購読 5
事前 インテーク・アセスメントプロセスにおける事前課題の作成 10
事前 アセスメント分析ツールについての事前調査 10
事後 毎回、授業後の復習【問いをたて、自ら調べる】 5
事後 関連する法制度についての試験対策 5

本科目の関連科目
「ケアマネジメントー講義」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  20%
授業は、ディスカッションを中心としたグループワークに取り組みます。「その他」はグループワークへの積極的参加と協力姿勢に対する評価の割合です。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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