科目名 | 社会福祉政策論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 角崎 洋平 |
テーマ |
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社会福祉政策はなぜ必要か?社会福祉政策はどうあるべきか? |
科目のねらい |
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<キーワード> 福祉社会(福祉国家) 福祉哲学(社会正義) 福祉経済 福祉行財政 福祉政治 <内容の要約> 社会福祉政策の意義や論拠について理解し、よりよい福祉社会を実現するための社会福祉政策の在り方について考察する。まず市場競争の限界を確認したうえで、社会福祉政策の意義・論拠について、社会正義論の議論を踏まえて講義する(第2回~第7回)。その際、社会福祉政策の必要性を否定する見解についても取り上げて検討する。次いで社会福祉政策の方法について講義し、望ましい税・給付・貸付・規制・国家・経済の在り方について考察する(第8回~11回)。その上で、望ましい社会福祉政策を実現するための政治・行財政のしくみや、政策決定のあり方についても考察する(第12回~第15回)。 (政府系金融機関に勤務し、小企業向け融資や教育資金融資に関する業務に従事した教員が、市場の限界と政治・行政の役割という視点から社会福祉政策に関する講義を行う。) <学習目標> 社会福祉政策に関する理論や国内外の社会福祉政策動向について正確に理解し、的確に説明できる。 なぜ社会福祉政策が必要なのかについて適切に説明できる。 妥当な社会福祉政策の内容について、政府や地域の機能を踏まえながら、自ら構想することができる。 |
授業のながれ |
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1.ガイダンス:講義概要・履修上の注意 2.福祉と市場:なぜ市場競争にまかせていてはダメなのか? 3.福祉の根拠(1):社会福祉政策は治安維持や経済成長の手段か? 4.福祉の根拠(2):社会福祉政策は社会全体の幸せを最大化するための手段か? 5.福祉の根拠(3):社会福祉政策は「平等な社会」を実現するための手段か? 6.福祉の基準:福祉社会とはどのような社会か? 7.福祉と自己責任:社会福祉政策は誰のためにあるのか? 8.福祉の負担:誰が費用を負担すべきか? 9.福祉の方法:どのような方法(給付・貸付・規制)で政策を実施すべきか? 10.福祉国家論:福祉社会を実現する主体となるべきは誰か? 11.福祉経済論:「福祉」と「資本主義」は対立するか? 12.福祉行政論:「政府」は本当のところ誰のためにあるのか? 13.福祉政治論(1):社会福祉政策はどのように決定・実行されるのか? 14.福祉政治論(2):「政府」にみんなの声を反映させるためにはどうしたらよいか? 15.福祉財政論:社会保障財政はもう限界(破綻寸前)か? |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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毎回講義後にその回の講義内容についての確認小テストを実施する(nfu.jpのシステムを利用して実施する)。この小テスト問題は、社会福祉士国家試験問題(とくに「現代社会と福祉」分野」)からも出題するので、しっかり取り組むこと。また小テスト問題は期末テストでも再出題するので、期末テスト対策のためにも小テスト問題の復習が必要になる。加えて授業中に期末テスト論述問題候補を随時提示するので、適宜、論述問題の解答準備のためのノートを作成することが推奨される。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 授業後の確認小テストの実施 | 8 |
事前 | 論述問題対策のためのノートのまとめ作業 | 7 |
本科目の関連科目 |
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福祉行財政論、総合政策論、福祉行政と経済、社会保障論、福祉計画論、社会福祉原論、社会福祉発達史、財政学、行政学、地方自治論 |
成績評価の方法 |
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平常点(50点)は、毎回講義後実施する確認小テストの正答率(30点)と、毎回講義中に取り組んでもらうミニレポート(簡単な質問(アンケート)に答える形式:20点)を軸に評価する。期末テストは、確認小テスト既出問題に基づく穴埋め問題(20点)と論述問題(問題文は事前提示:30点)で構成される。より具体的には初回授業で詳しく説明するので、必ず出席すること。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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