科目名 行政福祉特別講義

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 大濱 裕

テーマ
 地域住民・行政・NPOの参加・協働による 地域づくり / まちづくり

科目のねらい
<キーワード>
 地域自治   地域社会システム
 参加・協働メカニズム   能力・経験・仕組み・価値規範
 住民・市民

<内容の要約>
 地域住民・行政・NPOの参加協働による 地域づくり/まちづくり が全国で取り組まれてきている一方で、その理念やアプローチは 画一的・表層的 な趣を呈しており、それぞれの地域の固有性・特性を十分に踏まえたものとはなり得ていない。この講義では、地域づくり/まちづくりの本質を地域の固有性・特性と絡めながら理解する理論を学ぶと共に、それぞれに相異なる地域(美浜町、半田市、飯田市)の中で参加・協働の実現を目指して努力を積み上げてこられた地域住民・行政・NPO・専門組織の方々にその経験・知見を語って頂き、地域づくり/まちづくりの望ましい姿・あり方を共に考えてゆく。尚、本講義は「地域指向科目」に位置づけられている。

<学習目標>
 地域社会の固有性・特性を分析・把握する視点や枠組みを理解し、地域自治の構築・強化に向けた要素・要件を広い視野で協議・検討できる。
 地域社会の状況にあった住民・行政・NPOの参加・協働を実現してゆく姿勢・態度および実践的アプローチを理解できる。
 住民・行政・NPOの自立的・持続的な連携の枠組み・仕組みや制度・政策を構想してゆくことができる。
 地域における生活福祉の課題の原因・背景や有効な解決手立てを参加・協働を通じて理解し、見いだしてゆくことができる。

授業のながれ
 オリエンテーション
 地域づくり・まちづくり の 意味
 地域社会を構成する要素・要件
 参加・協働の意味と役割
 美浜町における「まちづくり」 1.行政の立場から
 美浜町における「まちづくり」 2.住民の立場から
 美浜町における「まちづくり」 3.社会福祉協議会の立場から
 中間まとめ
 半田市における「まちづくり」 1.行政の立場から
 半田市における「まちづくり」 2.住民の立場から
 半田市における「まちづくり」 3.住民の立場から
 飯田市における「地域づくり」 1.行政の立場から
 飯田市における「地域づくり」 2.住民の立場から
 飯田市の地域自治をめぐる海外協力・支援 3.住民・行政の連携
 最終まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 @ 各対象地域の総合計画・基本計画等を調べ、参加・協働の地域づくり/まちづくりにどのような理念・政策・手法を以て取り組んで
   いるのか、また、学生自身の地元/出身地のそれと比較検討して、どの様な特徴や課題が見いだされるのかを調べ検討し纏めてゆく。
 A ご講義を頂く外部講師の方々に失礼のない姿勢・態度・服装・言葉遣い等、マナーを弁えて等で講義に臨むこと。
   具体的には、講義中の私語、居眠り、飲食、出入り、着帽、スリッパ履き等は好ましくなく、控えて頂く。
 B 特になし。

事前事後 学習内容 時間数
事前 地域づくり・まちづくりの実践事例を調べ、その意味・取り組み手法を考え理解しておく。 3
事前 地域づくり・まちづくりの要素・要件を考察し、分析の視点・枠組みを検討しておく。 3
事後 各地域における経験・事例を学習した視点・枠組みを用いて分析してみる。 15
事後 自分の地元・出身地の事例・状況と上記諸地域の状況・取り組み活動を比較検討し、課題を理解する。 4
事後 地域づくり・まちづくりに現れる地域の固有性と取り組み活動のあり方の相関関係を理解する。 5

本科目の関連科目

 フィールド実践演習
 地域開発論 (必須)
 地域福祉論 (選択)

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
 
 ・ 学生諸君の主体的学びを尊重し、評価は定期試験(レポート試験)で行う。
 ・ レポートの課題テーマ、内容等については、1ヶ月前に文書(レポート作成要領)を配布・指示する。
 ・ 大学の規定により、6回以上の欠席者は単位取得の資格を喪失する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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