科目名 社会福祉経営論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 小松 理佐子

テーマ
地域包括ケアシステムを構築するのためのマネジメントを学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
地域包括ケアシステム  社会福祉法人の地域貢献
社会的企業

<内容の要約>
だれもが安心して暮らし続けることができるようにするための地域包括ケアシステムの構築は、こんにち重要な課題となっています。この科目では、地域包括ケアシステムを構築するためのマネジメントの方法を学びます。社会福祉サービスを提供する組織の経営(マネジメント)の方法を学びます。社会福祉サービスの財源の調達方法や提供方法は、国による法制度によって定められています。他方において、個々の組織は、法制度をそのまま受け入れるのではなく、対象者のニーズに応じた質の高いサービスを提供するための努力をしています。また最近では、公益法人である社会福祉法人に対して、制度では対応しきれない地域のニーズに対応することが期待されるようになっています。このような社会的な要請を踏まえて、@社会福祉の組織の経営にかかわる基本的な法制度、Aよりよいサービスを提供するための組織の運営管理の理論や方法、B地域のニーズに応えるための組織のマネジメントのプロセスと方法、を取り上げます。


<学習目標>
地域包括ケアシステムの構築のためのマネジメントの手法を説明することができる。
地域のニーズに対応するためのサービスを創出するためのプロセスと方法を計画することができる。
社会福祉法人が設立された背景を理解し、今日における社会福祉法人の役割を説明することができる。

授業のながれ
オリエンテーション―地域包括ケアが求められる背景―
社会福祉経営の考え方−社会福祉組織のミッションとマネジメント−
地域包括ケアに関する基礎知識(1)法制度
地域包括ケアに関する基礎知識(2)提供組織
組織経営の基礎理論(1)組織
組織経営の基礎理論(2)意思決定
組織経営の基礎理論(3)リーダーシップ
組織経営の基礎理論(4)経営戦略
組織経営の基礎理論(5)サービス・マネジメント
地域を基盤とした組織のマネジメント(1)社会福祉法人
地域を基盤とした組織のマネジメント(2)NPO法人
地域を基盤とした組織のマネジメント(3)ゲスト講義
地域包括ケアシステムのマネジメント(1)苦情処理とサービス評価
地域包括ケアシステムのマネジメント(2)人材マネジメント
まとめ―地域包括ケアシステムと福祉専門職の役割―

準備学習の内容・学ぶ上での注意
関連科目にあげた科目とのつながりを考えながら学習すると、社会福祉全体のしくみがわかるようになります。また、この科目は、社会福祉士国家試験科目「福祉サービスの組織と経営」の内容を含んでいます。基礎知識として身に付けるべきことについてを復習するための課題を出しますので、必ず取り組んでください。毎回の授業で配布する資料には、テキストの該当ページが書いてあります。授業の後には、該当ページを読む習慣をつけてください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 テキストの該当箇所を読む 15
事後 授業で配布した練習問題を解く 15

本科目の関連科目
地域福祉論T・U、福祉行財政論、福祉計画論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
授業中に提出を求める課題と、定期試験の結果を総合して評価します。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>小松理佐子編 <テキスト名>ミネルヴァ書房 <出版社>よくわかる社会福祉の「経営」



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