科目名 ジェンダー論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 大根 絹代

テーマ
現代社会の諸問題をジェンダーの視点で捉え、ジェンダー・スタディーズの意義を理解する

科目のねらい
<キーワード>
ジェンダー  セクシュアリティ
ワーク・ライフ・バランス

<内容の要約>
誰しも一度は、「女の子なんだから・・・」「男のくせに・・」などと言われ、もやもやした気分を抱いたことがあるでしょう。不思議ですね。ペットのワンちゃんには「オス/メスらしくしなさい」などとは言わないのに。  人間を「女」「男」というカテゴリーに「分類」し、意味づけし序列化するシステムを組み込んだ社会に私たちは生きています。人は誰もが社会に生まれ、社会の中で育つのですから、そこから価値自由ではいられません。と同時に、日々の私たちの実践がそれらを強化もし、また、変えていく力にもなるのです。「女」「男」に意味づけられた「分類」が生きづらさを生み出しているのだとすれば、私たちの日々の実践を通してそれらを変えていかなければなりません。本講座では、私たちの生きる現代社会をジェンダーの視点から皆さんとともに考え、ジェンダーの基礎的な知識の獲得を目指します。

<学習目標>
多様な性のあり方への理解を通じ、異なる他者への想像力を養い、その権利を尊重できる。
体系的にジェンダー的知識、思考法を身につけ、自らの専門領域において実践することができる。
誰もが豊かに生きることができる社会のために、自分の中にある違和感、社会に潜む違和感に対する繊細な感性を持ち、日々の暮らしに活かすことができる。

授業のながれ
ジェンダー論で何を学ぶのか? 
ジェンダーとは何か@ ジェンダー・アイデンティティ
ジェンダーとは何かA ジェンダーとセクシュアリティ
ジェンダーとは何かB 性差と性役割  
家族とジェンダー@  @近代家族の誕生
家族とジェンダーA 近代家族の誕生と解体
家族とジェンダーB 同性パートナーシップ制度から考える家族の形
労働とジェンダー@ 性別役割分業とその背景
労働とジェンダーA 男女の賃金格差
労働とジェンダーB ディーセント・ワーク
メディアとジェンダー 
生きづらさの根源
日常に潜む性暴力
リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業で理解できない点については、積極的に質問してください。ジェンダーについて考えることは、自分自身について考えることでもあります。自分の中の「あたりまえ」を疑い、すぐには答えの出ない問いであっても、諦めることなくいつも抱え、考える姿勢を求めます。

事前事後 学習内容 時間数
     

本科目の関連科目
社会学、家族社会学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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