科目名 マーケティング

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 前期開講 小木 紀親

テーマ
企業・医療・福祉・行政・地域の視点及び生活者の視点などから多面的にマーケティング戦略をとらえる

科目のねらい
<キーワード>
医療・福祉のマーケティング    行政・地域のマーケティング
企業のマーケティング  批判的精神

<内容の要約>
 CMや雑誌広告がどのような効果をもたらすのか、ヒット商品がどのように生まれたのか、流通の仕組みがどうなっているのか、同じ商品なのに店によってどうして価格が違うのかなど、市場には実に様々な疑問が生じてくる。これらは、すべて企業のマーケティング活動に関わることなのである。
 本講義では、とりわけ、製品戦略、価格戦略、流通チャネル戦略、プロモーション戦略を中心にして、企業の様々なマーケティング戦略や市場における多様なマーケティング現象を概観していくとともに、関連するマーケティングの理論についても学んでいくことにする。
 基本的な講義スタイルとしては、テキストを活用して(したがって板書よりも講義中心)、そこにある様々なマーケティング理論を紹介する中で、具体的な事例を当てはめて理解を深めてもらう形式が主となる(理論→具体事例→理解度の深化)。
 本講義の基本的なアプローチとしては、現代市場の現実的側面にスポットを当てつつ、生活者の視点および批判的精神の視座からマーケティング現象をとらえることであるが、本講義において一貫して重要視しているのが「批判的精神」であり、その重要性をかみしめながら受講することを意識されたい。また、企業にとどまらず、行政、医療、福祉などの分野のマーケティングも講義に取り入れていきたい。

<学習目標>
マーケティングの基礎と応用を学ぶ中で、医療・福祉・地域・行政・企業などの多様な領域に関する知識についても理解・説明することができる。
批判的精神の視座をもち、実際の市場及び各組織(企業、医療、福祉、地域、行政等)の仕組み、課題、動向などについて興味を持ち、説明することができる。
自らを律して予習・復習を行い、そうした学習から得られた知識・理解、思考・判断、技能において、自ら行動・実践することができる。

授業のながれ
批判的精神とマーケティング/成績評価・講義内容の説明
マーケティングの基本体系 (定義、歴史変遷、差別化と効率化)@
マーケティングの基本体系 (STP、 マーケティング・ミックス)A
製品戦略@ (PLC、ブランド戦略など)
製品戦略A(様々な製品戦略など)
価格戦略@(価格設定など)
価格戦略A(様々な価格戦略など)
流通チャネル戦略@(流通チャネルの選択と管理)
流通チャネル戦略A(様々な流通戦略など)
広告戦略
プロモーション戦略
マーケティング活動としての広告と規制
サービスマーケティングと顧客管理
医療マーケティング
福祉マーケティング
患者管理と患者満足度
患者満足と職員満足(リレーションシップマネジメント)
進化するマネジメント
有名企業の意外なビジネス
ソーシャルビジネスの概要
ソーシャルビジネスの実際
現代市場のマーケティング研究
現代市場のビジネス研究
行政のマーケティング
地域のマーケティング
地域活性化のマーケティング
マーケティングに関わるビデオ学習@
広告に関わるビデオ学習A
ゲスト講義によるマーケティングの実際
総括・フィードバック

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・不適切な態度(飲食、携帯電話使用、着帽、私語、途中退出など)は認めない。特に、私語については厳しく注意をするので、そのつもりで受講すること。
・事前学習・事後学習は、おおむね授業のそれぞれ2倍程度(計60時間)の時間を要する。
・授業の前段には前回のフィードバックを行い、コメントペーパー、レポート、試験などに対するフィードバックもその都度行う。


事前事後 学習内容 時間数
事前 毎回における課題の準備及び予習作業 30
事後 毎回のフィードバックに対する復讐及び当該授業の復習作業 30

本科目の関連科目
医療経営論など

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 45%
その他(授業参加、授業内質問など) 5%
 基本的には、期末試験(約50%)、授業内レポート及び課題レポート(約35%)、小テスト・授業参加点・受講態度(約15%あるいは減点対象)などから総合的に判断する(%は目安である)。なお、成績評価については授業内で詳しく何度も説明するので(評価基準の若干の変更もある)、毎回授業に出席して随時確認すること。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>小木紀親 <テキスト名>マーケティングストラテジー <出版社>中央経済社
<著者>小木紀親 <テキスト名>マーケティングEYE[第4版] <出版社>中部経済新聞社



(C) Copyright 2019 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。