科目名 | 行政法 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 2 | 前期開講 | 吉永 公平 |
テーマ |
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行政法の基本的知識の習得と、具体的な問題への初歩的対処の能力を身につける。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 三権分立と法律による行政の原理 行政作用法 行政組織法 行政救済法 <内容の要約> 地方行政実務に携わる現役公務員兼弁護士が、行政法の理論と実務を講義する。 行政法は公務員にとどまらず、国民・住民としても、企業人としても重要である。そこで、社会の構成員として必須である行政法を学習する。「法律は人が作った・承認したものであるから、各法制度の仕組みには理由がある」ことを念頭に、考えて理解する行政法、暗記に頼らない行政法を身につける。その際には、イラスト(関係図)を多用する。受講生も自分でイラスト(関係図)を描くことにより、行政法を自らの血肉とすることを目指す。 行政法を理解するためには、民法の理解が一部で必要となる。しかし、丁寧に民法から解説するため、民法の理解を受講要件としない。この授業を通じて、民法の一部も一緒に理解することができる。 毎週、受講生からの質問や感想を紙媒体で受け付け、匿名化した上で次週に回答する。昨年度の受講生からの質問や感想も、匿名化した上で参考資料としてnfu.jpにアップする予定である。先輩達がこの授業で何を感じ、疑問に思ったのかも、ぜひ感じ取っててほしい。 この授業が終わったとき、行政法をはじめとする法律の核心である「自己決定・自己責任」の意義が受講生に伝わっていることを願う。 <学習目標> なぜ行政法が存在するのかを理解し、自らの言葉で説明することができる。 日常生活における行政法を発見し、常日頃から意識することができる。 行政による日常業務である行政作用の理論(行政作用法)を理解できる。 行政作用から国民・住民や事業者が救済を求めるための制度(行政救済法)を理解できる。 行政組織の特徴(行政組織法)を理解できる。 |
授業のながれ |
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T 行政法入門 1 私たちの生活から行政法を考える 2 行政法の全体像 3 三権分立と法律による行政の原理 U 行政作用法 1 行政作用の全体像 2 行政行為@ 3 行政行為A 4 行政行為B・行政裁量 5 行政指導 6 行政調査、小テスト@ 7 行政契約 8 行政立法・行政計画 9 行政の実効性の確保 10 行政手続統制@ 11 行政手続統制A 12 情報公開・公文書管理、小テストA 13 個人情報保護 V 行政救済法 1 行政救済の全体像 2 国家賠償@ 3 国家賠償A 4 損失補償 5 民事訴訟 6 行政不服申立て@ 7 行政不服申立てA、小テストB 8 行政事件訴訟@ 9 行政事件訴訟A 10 行政事件訴訟B V 行政組織法 1 行政主体と行政機関 2 地方自治法 3 地方自治政策法務 まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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自分の身の回りの出来事や、ニュース等で見聞きする社会情勢に関し、行政法との関わりを常日頃から意識する。参考書は分かり易いものを指定したので、講義の復習として読むことが望ましい。毎年公刊される「小六法」(例えば、デイリー六法(三省堂)、ポケット六法(有斐閣)など)を用意することが望ましい。ウェブで法令を検索する場合、「電子政府の総合窓口 e−Gov法令検索」の使い方を身に付けておくことが望ましい。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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本科目の関連科目 |
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法学入門、日本国憲法 |
成績評価の方法 |
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学期期間中に小テスト(10%×3回=30%)、レポート(20%)を課す。定期試験としてレポート試験(50%)を課す。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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