科目名 認知心理学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 荒木 雅信

テーマ
認知心理学の概要と、視覚、聴覚、記憶、言語などの各分野の概略について、各自の経験を基にして説明できるようにする。

科目のねらい
<キーワード>
知覚  言語
記憶  思考
情動

<内容の要約>
人の基本的な活動である「見る、聞く、話す、覚える、考える、他人との関わりなど日常、非意識的に行なわれる知的活動(認知的活動)」を可能にする「こころのはたらき」を、科学的・学際的な観点から基本的な知識を身につける。次いで、知覚・注意・表象・記憶・言語・課題解決などの具体的な事項について、人の活動を当てはめて理解を深めていき、最終的に各自が興味ある事項を取り上げてまとめる。

<学習目標>
認知心理学の各テーマについて、科学的・学際的な観点から基本的知識を身につける。
スポーツ場面や日常生活における受講生自身の経験と、認知心理学の基本的知識とを照合し、人の認知的活動について理解できる。
運動と認知過程の重要性を理解し、自身のスポーツ活動に応用する方法に気づく。

授業のながれ
認知心理学の枠組み
認知心理学の発展と歴史
知覚について
視覚について(感覚の特性と、ものの知覚と体制化)
視覚と高次認知過程の関係(時空間的視覚と高次知覚過程の作用機序)
聴覚について
視覚と聴覚の統合(選択的注意のメカニズムと音の知覚)
言語について(言語の獲得とはたらき)
記憶について(記憶の種類とそのはたらき)
知識について(スキーマとしての知識と心的表象の役割)
イメージのはたらき(イメージと知覚の関係性)
思考のはたらき(課題解決について)
情動のはたらき(情動と覚醒の関係性)
社会的認知とは(対人認知について)
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
認知心理学に関連した書籍を一読しておくことが望ましい。授業1回につき、少なくとも1時間ずつの予習・復習を行うこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 興味・関心のある分野の論文や書籍を検索し、内容を読み込んだりまとめたりする 15
事後 スポーツ科学の各専門分野に関する基礎的知識や研究手法について復習する 15

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
課題・小テスト、レポートおよび定期試験の成績を合わせて評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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